まだまだ健在、来季40歳を超えるベテランたち 上原、福浦、福留ら7選手

巨人阿部、阪神能見、広島石原も40歳に

〇中日・山井大介投手 41歳(78年5月10日)

 5月22日のDeNA戦で9回4安打無失点と好投。プロ野球史上9人目の40代での完封勝利を挙げた。今季は10試合登板、3勝6敗、防御率4.04を記録した。プロ通算59勝だが、14年には最多勝、最高勝率のタイトルを獲得。先発、中継ぎ、抑えとさまざまな役割をこなした経験を生かして1軍の戦力となりたい。

〇巨人・阿部慎之助捕手 40歳(79年3月20日)

 今季は代打の切り札として出場が続いたが、95試合出場し、打率.247、プロ入りから18年連続2桁となる11本塁打、46打点を記録。ここまで通算399本塁打は王貞治、長嶋茂雄についで球団歴代3位。4年ぶりに捕手に復帰する来季は球界では史上19人目の大台到達はもちろん、歴代34位の通算2085安打もどこまで伸ばすか注目だ。

〇阪神・能見篤史投手 40歳(79年5月28日)

 今季は先発として開幕したものの、不振などで6月から中継ぎに転向。6月28日のDeNA戦で史上135人目の通算100勝をマークした。8月16日の広島戦ではプロ14年目で初セーブを記録。45試合登板し、4勝3敗1セーブ、防御率2.56。救援では42試合登板し、防御率0.86と圧倒的な投球を見せた。中継ぎとして臨む来季は藤川球児と共に勝利の方程式としての役割が期待される。

〇広島・石原慶幸捕手 40歳(79年9月7日)

 5月11日の阪神戦で通算1000安打を達成。今季は58試合出場、打率.177、1本塁打、7打点だったが、ジョンソン先発時にマスクをかぶるなど球団史上初のリーグ3連覇に貢献。今季限りで新井貴浩が現役を引退し、来季からチーム最年長。今季ベストナインに輝いた會澤翼のバックアップだけでなく、チームをまとめたいところだ。

 オフにソフトバンクから戦力外通告を受け、現役続行を目指す五十嵐亮太投手(79年5月28日)も来季40歳を迎える。世代交代が進む中、40代のベテラン選手たちの底知れぬパワーを期待したい。

(Full-Count編集部)

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