まだまだ健在、来季40歳を超えるベテランたち 上原、福浦、福留ら7選手

阪神・福留孝介(左)、ロッテ・福浦和也【写真:荒川祐史】
阪神・福留孝介(左)、ロッテ・福浦和也【写真:荒川祐史】

巨人上原&ロッテ福浦が来季最年長44歳

 巨人を自由契約となっていた上原浩治投手が、14日に年俸5000万円で再契約した。背番号は1999年のプロ入りからメジャー時代の2017年まで付けていた19番。来年4月3日に44歳と球界最年長となる右腕は、来シーズン10月下旬に受けた左膝のクリーニング手術からの復活を目指す。

 今オフに通算360本塁打の村田修一内野手、通算142勝を挙げるなど球界を代表する左腕として活躍した杉内俊哉投手をはじめ、小谷野栄一内野手、後藤武敏内野手、矢野謙次外野手ら40歳を前にした“松坂世代”の選手たちが続々と現役引退を決断。プロ野球が確実に転換期を迎えつつある一方で、不惑の40歳を迎えてもなお、グラウンドでプレーするベテランたちもいる。そこで来季40歳以上となるベテランたちの今季成績と来季への期待を紹介したい。

〇巨人・上原浩治投手 44歳(75年4月3日)

 10年ぶりに古巣・巨人に復帰した今季は開幕からセットアッパーを任されたものの、36試合登板、0勝5敗14ホールド、防御率3.63。7月に日本人初の日米通算100勝100セーブ100ホールドの偉業を達成したが、決して納得いく成績ではいかなかった。10月に左膝の手術を受けたため1度は自由契約となったが、球団は来季の必要な戦力として14日に再契約。来シーズンは球団史上最年長44歳として勝利の方程式の一角に食い込みたいところだ。

〇ロッテ・福浦和也内野手 44歳(75年12月14日)

 1軍打撃コーチ兼内野手として迎えた今季は5年ぶりに開幕スタメン。5月中に他のコーチ人事によって選手専任となると、9月22日の西武戦でプロ野球史上52人目の通算2000本安打を達成した。今季は82試合出場し、打率.210、1本塁打、11打点を記録。プロ25年目の来季は2軍打撃コーチ兼任となり、ドラフト1位の藤原恭大外野手ら若手育成に期待がかかるが、幕張の安打製造機として存在感を示したい。

〇阪神・福留孝介外野手 42歳(77年4月26日)

 2年連続でキャプテンを務めた今季は休養を挟みながらも123試合出場。打率.280、14本塁打でチーム最多72打点をマークした。ロサリオの不振で4番を任されるなど主軸として奮闘した。来季は主将の座を糸原に。チームの外野手には高山、江越、中谷、ドラフト1位の近本光司ら期待の若手は多いが、まだまだ主役の座は譲りたくない。

巨人阿部、阪神能見、広島石原も40歳に

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