大谷と新人王争ったアンドゥハーに放出の噂が出る理由 米メディア「原因は…」

三塁手としては高い打力も、一塁に転向すれば「下から数えて1/3」

「ジ・アスレチック」によると、これまで大リーグで規定打席に達した新人三塁手は111人いたという。記事では、守備力ワースト20%に当たる22人を取りあげ、その中でアンドゥハーの守備力はワースト5位にランク。さらに、守備力ワースト22人で2年目以降も三塁を守った選手の三塁平均プレー年数はわずか4年であることを記し、「もし来季も三塁でプレーすることになっても、アンドゥハーが来年から4年以上同ポジションに残っていると言うことは疑わしい」と指摘。「来季アンドゥハーが三塁を守っている可能性は50%だろう」と厳しい見通しを示している。

 アンドゥハーには持ち味の打力を生かすべく、守備の負担の少ない一塁手へコンバートするプランも話題となっている。だが、この一塁転向プランにも「ジ・アスレチック」は厳しい数字を持ち出している。来季の「得点生産力」など打撃パフォーマンスを予想した数字では、メジャー30球団の三塁手で12位にランクする一方、一塁手では21番。記事では「選手層が厚い強豪のヤンキースは一塁手のオプションもそれなりに豊富である。その中で、アンドゥハーの予想数値は三塁手としては平均以上で、一塁手としては下から数えて1/3。非常に大きな違いだ」と一塁コンバートに“難色”を示している。

 記事ではキャッシュマンGMが「彼の打撃力は(大リーグで)通用するだろうし、守備力は成長していくだろう。彼は動きが鈍い巨漢の選手ではない。守備に関しては解決できる問題だと我々は感じている」とのコメントを紹介しているが……。大谷とハイレベルな新人王争いを繰り広げた強打者アンドゥハーも決して来季安泰ではない。

(Full-Count編集部)

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