10年前はこんなに弱かった!? 2008年のソフトバンクを振り返ると…
ドラフトでは攝津、現巨人の立岡らを指名
○ドラフト会議
1位 巽真悟(投手)
2位 立岡宗一郎(内野手)
3位 近田怜王(投手)
4位 有馬翔(投手)
5位 攝津正(投手)
6位 金無英(投手)
7位 鈴木駿也(投手)
育成
1位 内田好治(投手)
2位 二保旭(投手)
3位 柳川洋平(投手)
4位 猪本健太郎(捕手)
5位 堂上隼人(捕手)
秋山新監督がドラフト会議に臨み、1巡目で東海大相模の大田泰示を指名したが巨人にくじで敗れ、外れ1位で近畿大の巽を指名。この年の新人では、攝津が即戦力のセットアッパーとして2009年に活躍。のちに先発に転向して実績を残したが、今季戦力外となった。チームは最下位だったが、ファームはウエスタンで優勝。若手は台頭しつつあった。
ソフトバンクは監督を退き、フロントのトップになった王貞治会長兼GMのもと、本格的な育成システムの構築に着手。2011年には3軍を創設するなど、チームは強化され、以後10年で9回ポストシーズンに進出。日本一にも5度輝いている。そういう意味では、最下位になったこの年が、強豪ソフトバンクの原点とも言えるだろう。
(広尾晃 / Koh Hiroo)