2009年ドラフト、セ各球団の成果は? 筒香、長野が入団、阪神下位で成功

阪神は1位から3位までの上位3選手が戦力外も、下位3選手が1軍で活躍

【阪神】
× 菊池雄星投手
1 二神一人投手(2016年戦力外)
2 藤原正典投手(2015年戦力外)
3 甲斐雄平外野手(2012年戦力外)
4 秋山拓巳投手 17試合5勝10敗0S0H 3.86
5 藤川俊介外野手 87試合183打数41安打2本21打点 .224
6 原口文仁捕手 82試合111打数35安打2本19打点 .315
育1 高田周平投手(2011年戦力外)
育2 田上健一外野手(2015年戦力外)

【広島】
1 今村猛投手 43試合3勝2敗1S13H 5.17
2 堂林翔太内野手 63試合51打数11安打0本5点 .216
3 武内久士投手(2015年戦力外)
4 庄司隼人内野手 12試合14打数0安打0本0点 .000
5 伊東昂大投手(2013年戦力外)
6 川口盛外投手(2011年戦力外)
育1 永川光浩投手(2014年戦力外)
育2 中村亘佑捕手(2017年戦力外)

【横浜(現DeNA)】
1 筒香嘉智内野手 139試合495打数146安38本89点 .295
2 加賀繁投手(2018年引退)9試合0勝0敗0S1H 8.10
3 安斉雄虎投手(2013年戦力外)
4 眞下貴之投手(2014年戦力外)
5 福田岳洋投手(2013年戦力外)
育1 国吉佑樹投手 13試合0勝0敗0S1H 4.86
育2 小林公太投手(2012年戦力外)

 ドラフト指名から9年も経過すると、各球団チームに留まっていられるのは、やはり2、3選手といったところか。その中で中日は岡田、松井佑、大島、松井雅の4選手が今もチームに残り、小川は西武で復活を果たした。大島は不動の中堅手に成長し、松井雅は今季キャリア最多の92試合に出場した。岡田はここ2年、血行障害の影響で成績を落としているが、4年目の2013年から主に中継ぎとして活躍した。

 巨人は今季で河野が戦力外となり、チームに残るは長野ただ1人に。日大時代の2006年に日本ハムから4位、Honda時代の2008年にロッテから2位で指名を受けたが、2度、指名を拒否した後、この年に巨人から指名されて入団し、2年目の2011年には首位打者、2012年に最多安打のタイトルを獲得し、今も巨人の中心選手だ。市川は2013年オフに日本ハム、そして今季途中にソフトバンクに移籍した。

 ヤクルトは1位の中澤が左の中継ぎとして今季も37試合に登板。山本は今季で現役を引退したが、荒木、平井がチームに留まっている。阪神は上位3人が戦力外となりながら、4位の秋山、5位の俊介、6位の原口が揃って1軍の戦力となっており、珍しい成果の出方となっている。

 広島は1位の今村が中継ぎとして活躍。2012年には69試合に登板して26ホールドをマークした。2014、2015年と成績が低下したが、2016年に復活。昨季は68試合に投げ、9年間で398試合に登板している。堂林、庄司は期待されながらも、なかなか芽が出ないまま、9年が経った。

 横浜(現DeNA)は加賀が今季で引退し、残るは筒香と育成から這い上がった国吉の2人に。筒香は2016年に44本塁打110打点で本塁打王と打点王の2冠を獲得。今季も38本塁打を放ち、名実ともに球界屈指の強打者となった。育成1巡目で入団した国吉は2011年途中に支配下に昇格し、今季も13試合に登板している。

(Full-Count編集部)

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