年明け決着見込みのマチャド、大本命はヤンキース? 米解説者「友人には…」
元GMのボーデン氏が推すベストフィットは「フィリーズ」
2018年の終わりが近づき、メジャーでは年内駆け込み契約が相次いでいるが、ファンが大きな関心を寄せているのは、やはり大物フリーエージェント(FA)選手の行方だろう。ドジャースからFAとなったマニー・マチャド内野手は17日(日本時間18日)のホワイトソックスを皮切りに、ヤンキース、フィリーズと4日間で3都市を訪問し、直接交渉に臨んだ。最終的な移籍先決断は2019年を迎えてからになると現地メディアが伝える中、ヤンキースが争奪戦をリードするという情報も伝えられた。
米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」では、レッズやナショナルズのGMを務めた解説者ジム・ボーデン氏のFA予想記事を掲載。FA市場に残る15選手に最もフィットするチームを分析する特集の中で、マチャドはブライス・ハーパーに続き2番目に登場した。ここでボーデン氏は「マチャドは地元マイアミの友人には、ヤンキースが気に入っているので、もしオファーが希望に近ければブロンクスに行くと言っている」とし、ヤンキースが争奪戦のトップを走っている様子をうかがわせた。
だが、ボーデン氏はヤンキース入りに賛成はしていないようだ。その理由として、新人ミゲル・アンドゥハーの存在を挙げ、「ハーパーの方がよりフィットする」と指摘。一方で、マチャドがオリオールズ時代に同地区ライバルとして幾度となく対戦を繰り返しているだけに、キャッシュマンGMには「なじみがあるだろう」ともしている。
同じく、現在フィリーズ球団社長を務めるアンディー・マクフェイル氏は、前職がオリオールズ球団社長だっただけに、マチャドを理解している存在。さらに「フィリーズはすでに優勝を狙えるチーム」だとし、最もフィットするチームとしてフィリーズを推した。
契約の大きさなのか、世界一を狙えるチーム状況なのか、あるいは本拠を置く街なのか。マチャドが何にプライオリティーを置くのかは伝え聞こえてこないが、新年を迎えて間もなく、その決断は下されることになりそうだ。
(Full-Count編集部)