2008年ドラフト、セ各球団の成果は? 大田が巨人入団、10年で多く戦力外に
ヤクルト中村は正捕手となり、チームの中心に成長
【ヤクルト】
1赤川克紀投手(2015年戦力外)
2八木亮祐投手(→オリックス、2017年戦力外)
3中村悠平捕手 128試合341打数72安打5本26点 .211
4日高亮投手(→ソフトバンク、2015年戦力外)
5新田玄気捕手(2014年戦力外)
育1ラファエル・ミランダ・フェルナンデス投手(2013年戦力外)
育2塚本浩二投手(2010年戦力外)
【横浜】
1松本啓二朗外野手(2017年戦力外)
2藤江均投手(→楽天)(2015年戦力外)
3山崎憲晴内野手(2017年戦力外→阪神)32試合18打数4安打0本2点 .222
4細山田武史捕手(→ソフトバンク育成 2015戦力外)
5小杉陽太投手(2017年戦力外)
ドラフト指名から10年も経過すると、そのチームで戦力となり続けているのは、チームに1人か2人しかおらず、大多数の選手はチームから去っている。プロ入りし、10年間現役としてプレーすることが、いかに難しいかがよく分かる。
巨人は10年前に支配下6選手、育成4選手の計10選手を指名したが、今オフに橋本が楽天へ移籍となり、全員がチームから去った。ドラフト1位の大田は巨人時代は芽が出なかったものの、日本ハムに移籍した後に台頭し、外野の一角を担うようになった。
また横浜(現DeNA)も指名した支配下5選手全員がチームを離れている。1位の松本は2017年で戦力外に。3位の山崎は2017年に戦力外となり、阪神が獲得。今季は守備固めを中心に32試合に出場した。
その阪神も残るは上本ただ1人。今季は開幕から絶好調で、打率4割超をマークしたが、5月上旬に左膝前十字靭帯損傷の大怪我を負い離脱した。上本以外の6選手は結果を残せないまま、戦力外となった。
中日と広島は2選手が現在もチームに留まっている。中日は伊藤準、小熊がいるが、チームの中核を担うまでにはなっていない。ドラフト1位の野本は今季で引退した。広島は少ない5選手の指名で1位の岩本と2位の中田が今も戦力に。岩本は2010年に14本塁打を放ったが、なかなか定位置は掴めず。それでも左の代打などで通算404試合に出場している。中田も中継ぎとして2014年に66試合、2017年に53試合に登板した。
セ・リーグ6球団の中で、この年の指名選手で最もチームの中核となっているのが、ヤクルトの中村か。4年目の2012年から出場機会を増やし、通算787試合に出場。今ではヤクルトの正捕手の座を掴んでいる。とはいえ、チームに残っているのは、この中村1人だけだ。
(Full-Count編集部)