MLB今季平均年俸は約4.5億円、14年ぶりに減少 若手偏重傾向の現れか?
昨季から約15万7970年の減少、1967年以来4度目
大型契約が続出するMLBだが、今季の平均年俸は2004年以来、14年ぶりに減少したことが分かった。MLB選手会が21日(日本時間22日)に発表したところによると、今季の平均年俸は409万5686ドル(約4億5055万4129円)で、昨年の409万7122ドル(約4億5071万2099円)から1436ドル(約15万7970円)減ったという。
この平均年俸は、8月31日時点でメジャー25人枠もしくは故障者リストに入っていた合計968選手の年俸を元に算出したもの。MLB機構で行った同様の試算では、今季の年俸平均は400万7985ドル(約4億4090万6405ドル)で、昨季の397万7446ドル(約4億3754万6902円)から0.77パーセント上昇したとしている。
MLB選手会が統計を取り始めた1967年以降、前年に比べた平均年俸が減少したのは、1987年、1995年、2004年に続き4度目だという。
昨オフはほぼ全球団がぜいたく税の対象となることを避けるため緊縮財政を敷いたことが、今回の平均年俸減少につながったようだ。また、最近ではベテランの高額選手よりも若手選手を好んで起用するチームが増えたこともまた、大きな影響を及ぼしていると言えるだろう。
今オフFAの目玉とされるブライス・ハーパー外野手とマニー・マチャド内野手はまだ行き先が決まらず。両者ともに総額100億円を超えるメガディールを手に入れることが予測されているが、来季の平均年俸はどういう傾向を見せるのか興味深いところだ。
(Full-Count編集部)