ハーパー獲得最有力候補はカブス? 米記者「現時点でドジャースより可能性大」
大型トレード敢行のドジャースが有利に見えたが…
今オフのフリーエージェント(FA)市場で目玉とされるブライス・ハーパー外野手(ナショナルズFA)の移籍先最有力候補にカブスが急浮上した。ドジャースが一歩リードと目されていたハーパー争奪戦だが、ここへ来て状況が変化したようだ。MLB公式テレビ局「MLBネットワーク」で、米スポーツ専門サイト「ファンクレッド・スポーツ」のジョン・ヘイマン記者が伝えている。
3年ぶりの世界一奪還を目指すカブスが本気の補強に乗り出しそうだ。番組に出演したヘイマン記者は「現時点では、カブスの方がドジャースより可能性が大きい」とハーパー移籍先として、ナ・リーグ中地区の強豪の名を挙げた。
ヘイマン記者によれば、カブスは左腕コール・ハメルズと再契約した上に、年俸総額がぜいたく税の対象とならないよう努力しているようだったため、オフシーズンが始まった当初は移籍先としては「大穴」に見えたという。だが、ここへ来て状況は変化。「何か大きな動きを模索しているようだ」とし、カブスを“警戒“した。
ドジャースはレッズとの大型トレードで金銭的余裕を生み出し、ハーパー獲得準備は整ったかに思えた。だが、捕手など他にも補強しなければならないポジションがあるため、「現時点ではカブス有利」と結論づけている。
カブスにはハーパーと同じラスベガス近郊出身のクリス・ブライアントも所属。ハーパー獲得ともなれば、主砲のアンソニー・リゾに加え、ブライアント、ハーパーと強力なクリーンアップが形成されることになりそうだ。
(Full-Count編集部)