防御率1位&盗塁王&打率2位がいても5位 2008年のヤクルトを振り返ると…

ドラフトでは現在の正捕手・中村を指名

 この顔ぶれで現役は、野手ではMLB移籍後今季から復帰した青木と畠山、川端。川島はソフトバンクに移籍。田中浩康はDeNAに移籍して今季引退を表明。宮本は現在はヤクルトのヘッドコーチだ。

 投手では、石川が今も先発投手として活躍。通算163勝は現役最多。館山、村中も現役。五十嵐はMLB移籍後ソフトバンクでプレーするも今季戦力外に。来季からヤクルトに復帰することが決まった。松岡は今オフに引退を表明。林はMLBに移籍後KBOに復帰し、42歳になった2018年も起亜タイガースで投げた。

◯ドラフト会議

1位 赤川克紀(投手)宮崎商業高
2位 八木亮祐(投手)享栄高
3位 中村悠平(捕手)福井商業高
4位 日高亮(投手)日本文理大学附属高
5位 新田玄気(捕手)パナソニック
育成
1位 ラファエル・フェルナンデス(投手)白鴎大学
2位 塚本浩二(投手)香川オリーブガイナーズ

 宮崎商の赤川を単独1位指名。赤川は2012年に8勝を挙げたがその後低迷し、2015年に引退。この中では福井商の中村悠平が、攻守ともに成長を見せ、正捕手の座に座っている。

 2015年のリーグ優勝に向けて少しずつ顔ぶれが揃ってきつつある時期だったと言えよう。当時は貧打だったが、2011年にバレンティンが加入、山田哲人の台頭もあり、10年後の現在は打線は充実している。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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