“大谷世代”の現在地 鈴木誠也が唯一の1億円プレーヤー、復活期待の藤浪晋太郎
阪神では大山、北條、小野ら、巨人の畠や中日の柳らの飛躍にも期待
ヤクルトの中尾輝投手は近藤一と共に抑えの石山につなぐセットアッパーとして躍動。54試合に登板し、7勝3敗12ホールド、防御率3.50を記録した。高校時代、阪神の藤浪晋太郎投手の2番手投手だったオリックス澤田圭佑は47試合登板し、負けなしの5勝8ホールドをマークした。
奮起が期待されるのがその藤浪だろう。今季13試合登板、5勝3敗、防御率5.32では物足りない。矢野政権で復活できるか。ロッテの2016年ドラフト1位の佐々木千隼投手は7月に右肘関節遊離体の除去手術を受けたが、10月中には投球練習を再開している。2016年ドラフトで5球団が競合したソフトバンクの田中正義投手は開幕1軍入りしたものの、故障などで10試合登板にとどまった。まずは1軍争いへアピールしたいところだ。
故障がちでシーズン終盤で1軍に復帰した巨人の畠世周投手、今季2勝5敗だった中日の2016年ドラフト1位柳裕也投手、今季4勝5敗に終わったDeNAの濱口遥大投手、“ミギータ”の愛称を持つソフトバンクの真砂勇介外野手などは飛躍が待たれる存在だ。
巨人の辻東倫内野手は現役引退。15年に10勝を挙げた中日の若松駿太投手が戦力外となるなど、球界を去る選手たちも。“大谷世代”の選手たちには、世代の象徴であるエンゼルス大谷に負けないインパクトを期待したい。
(Full-Count編集部)