菅野入団拒否も上沢、近藤ら躍動の2011年…球団別“ベスト&ワースト”ドラフト

ドラフトでは常に一定の成果も、ワーストは唯一主力が移籍の2009年

 ドラフト1位では競合覚悟でその年一番の選手を指名し、2位以降では高卒の若い選手を中心に指名することが多い日本ハム。ドラフトでは中島卓也(2008)、西川遥輝(2010)、大谷翔平(2012)といった主力選手や、矢貫俊之(2008)、鍵谷陽平(2012)、白村明弘(2013)といったリリーフ投手など、上位下位を問わず毎年コンスタントに成果を上げている傾向にある。その中であえて“ワースト”ドラフトを挙げるとすれば2009年だろう。

 1位の中村勝は2014年に8勝を挙げたが、その後は伸び悩み気味。2017年シーズン途中にはトミー・ジョン手術を受け、今季は全休となった。

 今季オリックスに移籍した増井こそ中継ぎエースとして毎年60試合前後に登板。2014年以降は主にクローザーを任され、2016年途中から終了までは先発として日本一に貢献するなど主力として成績を残した。ただ、その他選手の活躍は今ひとつなことから、2009年を“ワースト”ドラフトとした。

“ベスト”ドラフト
【2011】
1 菅野智之投手
入団せず
2 松本剛内野手
2018:54試合126打数28安打1本塁打9打点 .222
通算:194試合565打数145安打6本塁打44打点 .257
3 石川慎吾外野手(→巨人)
2018:17試合26打数5安打0本塁打0打点 .192
通算:219試合464打数101安打8本塁打43打点 .218
4 近藤健介捕手
2018:129試合462打数149安打9本塁打69打点 .323
通算:536試合1677打数511安打26本塁打217打点 .305
5 森内壽春投手
通算:68試合0勝1敗0セーブ16ホールド 4.03
6 上沢直之投手
2018:25試合11勝6敗0セーブ0ホールド 3.16
通算:76試合28勝29敗0セーブ1ホールド 3.39
7 大嶋匠捕手(2018年戦力外)
2018:2試合2打数0安打0本塁打0打点 .000
通算:15試合18打数3安打0本塁打1打点 .167

“ワースト”ドラフト
【2009】
1 中村勝投手
2018:1軍出場なし
通算:59試合15勝16敗0セーブ0ホールド 3.92
2 大塚豊投手(2016年戦力外)
通算:27試合1勝1敗0セーブ2ホールド 5.40
3 加藤政義内野手(2013年→DeNA、2015年戦力外)
通算:52試合88打数17安打1本塁打5打点 .193
4 運天ジョン・クレイトン投手(2014年戦力外)
通算:1試合0勝0敗0セーブ0ホールド 9.00
5 増井浩俊投手(→オリックス)
2018:63試合2勝5敗35セーブ9ホールド 2.49
通算:465試合35勝33敗145セーブ138ホールド 2.68
6 荒張裕司捕手(2016年戦力外)
通算:1軍出場なし

(Full-Count編集部)

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