巨人の大型補強は優勝に結びつくのか? FAダブル獲りは過去8度、翌年Vは…

2016年オフには初のFA“トリプル”補強に成功

○2013年 優勝→2014年 優勝
大竹寛投手(FA、広島)
片岡治大内野手(FA、西武)
C・セドン投手(SKワイバーンズ)
井端弘和内野手(中日)
L・アンダーソン外野手(レイズ傘下)

 リーグ優勝を果たしが日本シリーズで敗れた2013年。オフに大竹と片岡の2人をFAで獲得し、セドンとアンダーソンの助っ人を補強。中日を自由契約となった井端も獲得した。シーズン中にもセペダやメンドーサを補強。助っ人で際立つ成績を残した選手はいなかったものの、2年連続でリーグ優勝。だが、CSで阪神に敗れた。

○2014年 優勝→2015 2位
相川亮二捕手(FA、ヤクルト)
金城龍彦外野手(FA、DeNA)
M・マイコラス投手(レンジャーズ)
A・ポレダ投手(レンジャーズ)
吉川大幾内野手(戦力外、中日)

 リーグ2連覇を果たしながら、2年連続でCSで敗退した2014年。オフには相川と金城をFAでW獲り。マイコラス、ポレダを加え、中日を戦力外となった吉川大も獲得した(堂上が育成で加入)。シーズン中にフランシスコやカステヤーノスも補強したが、奏功せずに2位に終わった。

○2016年 2位→2017年 4位
森福允彦投手(FA、ソフトバンク)
山口俊投手(FA、DeNA)
陽岱鋼外野手(FA、日本ハム)
吉川光夫投手(トレード、日本ハム)
A・カミネロ投手(マリナーズ)
C・マギー内野手(タイガース)
柿澤貴裕内野手(トレード、楽天)
石川慎吾外野手(トレード、日本ハム)

 高橋由伸監督が就任した2016年に2位に終わり、オフには森福、山口俊、陽岱鋼と史上初のFAトリプル補強に成功。さらにはカミネロやマギーも獲得し“30億円補強”と言われた。だが、FAで獲得した3人が結果を残せずに、前年を下回る4位に転落した。

○2018年 3位→2019年 ?位
丸佳浩外野手(広島)
炭谷銀仁朗捕手(西武)
岩隈久志投手(マリナーズ)
中島宏之内野手(オリックス)
C・ビヤヌエバ内野手(パドレス)

 巨人史上で9度目となるFAでのW獲り(1度はトリプル獲り)に成功した今オフ。過去の8度で優勝に結びついたのは、ちょうど半分の4回、これを含め前年より順位を上げたのが5回。あとの3回は前年よりも順位を下げた。3度目の原辰徳監督体制となる2019年はどうなるか? 来季の巨人に注目だ。

(Full-Count編集部)

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