元楽天ユーキリスは「最もクレイジーな」打撃スタイル MLB公式が殿堂入り推薦

レッドソックスなどで活躍したケビン・ユーキリス【写真:Getty Images】
レッドソックスなどで活躍したケビン・ユーキリス【写真:Getty Images】

殿堂入りには全投票の75%以上の得票が必要

 来年1月22日(日本時間23日)、2019年度の米国野球殿堂入り選手が発表される。メジャーで最後にプレーした試合から5年経過した20選手が新たに候補となった今年。全35選手のうち、全米野球記者協会(BBWAA)に連続10年以上所属する記者による投票の75%以上を獲得した選手が、晴れて殿堂入りの栄誉に与る。

 今年新たに候補となった20名の中には、日本になじみのある選手もいる。その1人が2014年に楽天でプレーした内野手ケビン・ユーキリスだ。MLB公式サイトの人気コーナー「Cut4」では、ユーキリスの独特な打撃フォームに注目。「史上最もクレイジーな打撃フォームを持つユーキリスを殿堂に」と“キャンペーン”を打った。

 ユーキリスは打席で構えた時に、バットの先を頭上で投手の方向へ大きく傾け、バットをほぼ地面と平行にする大胆な構えをしていた。そして、投手がボールを投げるのを待つ様子を「バイオリンを弾くよう」だと表現。唯一無二の打撃フォームを持つユーキリスこそ、殿堂入りすべきだとしている。

 楽天では、故障のために期待外れとなってしまったが、メジャーでは10年で1061試合に出場し、打率.281、150本塁打、618打点、出塁率は.382を誇る。

 殿堂入りするためには、全投票数の75%以上獲得しなければならず、また翌年も候補であり続けるためには、5%の得票が必要だ。有権者は最大10人に投票できるが、ユーキリスは今年限りで候補から外れる可能性が高いと予想されている。「Cut4」による投票キャンペーンは功を奏するのだろうか。投票は現地12月31日に締め切られる。

【動画】MLB公式が「史上最もクレイジー」と推薦 楽天にも在籍したユーキリスの特徴のある打撃フォーム

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