エースの輝きダルビッシュ、陽仲壽が頭角 2008年の日本ハムと振り返ると…
ドラフト5位指名の中島が現在は不動の遊撃手
この顔ぶれでの現役選手は、野手は田中賢介、鶴岡慎也。田中はMLB、鶴岡はソフトバンクへの移籍を経て再び日本ハムのユニホームを着ている。糸井嘉男はオリックスを経て、現在阪神。陽仲壽改め陽岱鋼は現在巨人でプレーする。松坂世代の小谷野栄一はオリックス、工藤隆人は巨人、ロッテ、中日と球団を移り、2人とも今オフに引退を表明した。
投手では、ダルビッシュがメジャーへ移籍。レンジャーズを経て今季はカブスに所属。宮西はデビュー年から11年連続50試合以上登板という驚異の活躍を続けている。
○ドラフト会議
1位 大野奨太(捕手)東洋大学
2位 榊原諒(投手)関西国際大学
3位 矢貫俊之(投手)三菱ふそう川崎
4位 土屋健二(投手)横浜高
5位 中島卓也(内野手)福岡工業高
6位 杉谷拳士(内野手)帝京高
7位 谷元圭介(投手)バイタルネット
のちに正捕手となる大野奨太が入団。大野は昨オフにFAで中日に移籍した。2位の榊原は中継ぎ投手として2010年に新人王を獲得するが、すでに引退。矢貫も一時期中継ぎで活躍するも引退した。
中島は正遊撃手として活躍。杉谷も内外野のユーティリティとして健在。谷元もセットアッパーとして活躍し、現在は中日でプレーしている。
2008年のドラフトは全体的に不作だったが、日本ハムは戦力になった選手が多かった。
育成中心の日本ハムは10年前の顔ぶれを見ても、着実に実績を残している選手が多いことが分かる。
(広尾晃 / Koh Hiroo)