阪神新助っ人マルテ、中軸として期待 退団ロサリオと同じドミニカWLでもプレー

阪神入りが発表されたジェフリー・マルテ【写真:Getty Images】
阪神入りが発表されたジェフリー・マルテ【写真:Getty Images】

ウインターリーグでは58打数12安打、打率.207

 阪神は28日、来季の新助っ人として前エンゼルスのジェフリー・マルテ内野手と契約を結んだと発表した。背番号は、かつて掛布雅之氏も背負った「31」に決定。課題とされている打線強化の軸として期待される。

 今季は、メジャー通算71本塁打を誇り、昨季まで韓国ハンファで2年連続30本塁打を放ったウィリン・ロサリオ内野手を迎え入れた阪神。来日1年目の外国人としては、球団史上最高額となる年俸3億4000万円で加入したものの、日本人投手に大苦戦。75試合で打率.242、8本塁打40打点に終わり、シーズン中にエフレン・ナバーロ内野手を急遽補強していた。

 ナバーロは来季も残留となり、ロサリオに代わる大砲として活躍が期待されるマルテだが、実はこのロサリオとマルテ、先日まで同じドミニカのウインターリーグでプレーしていた。ドミニカのウインターリーグでの2人の成績と、MLB通算成績、3A通算成績は以下のようになる。

◯ジェフリー・マルテ(トロス・デル・エステ)
18試合58打数12安打0本塁打4打点 .207
MLB:256試合659打数146安打30本塁打91打点 .222
3A:184試合704打数190安打27本塁打128打点 .270

◯ウィリン・ロサリオ(アギラス・シバエーニャス)
24試合90打数25安打1本塁打8打点 .278
MLB:447試合1512打数413安打71本塁打241打点 .273
3A:40試合154打数46安打7本塁打23打点 .299

 今季のドミニカでの成績やメジャーでの通算成績は、ロサリオの方が上回っているが、ロサリオは韓国での経験を経ての来日、マルテはメジャーから直での来日と、違いはある。アメリカでの成績通りとはいかないのが、日本のプロ野球。虎党が大きな期待を寄せるマルテ。それに応えるだけの大活躍を見せてもらいたい。

(Full-Count編集部)

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