巨人新助っ人クックの「24」は由緒ある番号 過去には宮田、中畑、高橋前監督ら
絶好調男に最優秀救援投手も…
○中畑清(1976~1989年)
1975年ドラフト3位で巨人入り。4年目の79年から1軍定着し、絶好調男のニックネームで魅了した。1980年代の巨人を主力打者として牽引し、82年から7年連続でゴールデングラブ賞を受賞。通算13年間で1248試合出場、打率.290、1294安打、171本塁打、621打点。現役引退後は巨人でコーチを務め、2004年アテネ五輪でヘッドコーチ、監督代行を務めた。2012年からDeNA監督として通算4年間で575試合、239勝319敗17分。
○大森剛(1990~94年)
慶大3年春に三冠王を獲得。1988年ソウル五輪で銀メダルを獲得し、89年ドラフト1位で巨人入りした。イースタン・リーグでは本塁打王を獲得するなど活躍したが、1軍では分厚い選手層で思うように長打力を発揮できず。それでも、96年のオリックスとの日本シリーズでは第1戦で9回代打同点弾を放地、シリーズ通算打率.333、2本塁打、3打点と活躍した。98年に近鉄へトレード移籍。通算8年間で132試合出場、打率.149、29安打、5本塁打、16打点だった。06年高校生ドラフト1位だった光星学院・坂本勇人の担当スカウトだった。
○石毛博史(1995、96年)
1988年ドラフト外で巨人入り。リリーフ投手として活躍し、93年に30セーブを挙げて最優秀救援投手に輝いた。94年もリーグ最多19セーブ。97年に近鉄へトレード移籍。2003年から阪神でプレーした。プロ通算14年間で375試合登板、34勝29敗83セーブ、防御率3.44だった。
○ペドロ・カステヤーノ(1997年)
1997年途中に巨人入団。9打席連続出塁を記録するなどしたが、思うように活躍できず同年で退団した。通算64試合出場、打率.197、24安打、4本塁打、23打点。
○高橋由伸(1998~2018年)
桐蔭学園高、慶大を経て1997年ドラフトで逆指名で巨人入り。1年目から外野のレギュラーとして活躍し、99、2007年にベストナイン。6年連続を含むゴールデングラブ賞7度受賞した。長く主力打者として活躍し、通算18年間で1819試合出場、打率.291、1753安打、321本塁打、986打点を記録した。15年は選手兼任打撃コーチ、16年から3年間監督を務めた。監督通算429試合、210勝208敗11分。
クックは今季マリナーズで19試合登板し、2勝1敗、防御率5.29だったが、アスレチックス時代の2012、2013年は70試合登板を記録。特に2012年は22試合連続無失点を記録し、オールスター戦に選出された。中畑清氏や高橋由伸氏のイメージが強く残る巨人の背番号24。新守護神候補として期待される188センチ右腕には、新たな24番像を植え付けるような投球を期待したい。
(Full-Count編集部)