球界の未来は明るい? 2019年ブレーク期待、10代のスター候補10選手を厳選

日本ハムの吉田輝星(左)とロッテの藤原恭太【写真:石川加奈子、荒川祐史】
日本ハムの吉田輝星(左)とロッテの藤原恭太【写真:石川加奈子、荒川祐史】

ソフトバンク古谷は、2016年ドラフト組だが、早生まれでまだ19歳

○藤原恭大外野手(ロッテ)
 根尾とともに甲子園春夏連覇を果たした高卒ナンバー1外野手。2018年のドラフトでは3球団が競合し、井口資仁監督率いるロッテへの入団が決まった。パンチ力だけでなく、抜群の走力や守備力を持ち、高卒新人の開幕スタメンも大いに可能性あり。先に挙げた安田とともに、将来のロッテを担っていく存在だ。

○吉田輝星投手(日本ハム)
 甲子園に“金農旋風”を巻き起こした最速151キロ右腕。秋のドラフトで日本ハムが外れ1位で指名した。浮き上がるようなストレートが最大の武器で、夏には秋田大会から甲子園決勝まで1517球を投げたスタミナも。さらにはマウンドさばきや駆け引きにも長けたクレバーな投手だ。1年目から1軍での活躍もあり得るか。
 
○小園海斗内野手(広島)
 今秋のドラフトで根尾とともに最多の4球団が競合した遊撃手。広島が交渉権を獲得し、報徳学園高から入団した。高校通算38本塁打の打力に、俊足、強肩と攻走守の3拍子が揃った有望株だ。広島には田中広輔という不動の遊撃手がおり、すぐの定位置獲得とはいかないかもしれないが、将来は球界を代表する内野手となる素質を秘めている。

○古谷優人投手(ソフトバンク)
  2月19日の早生まれのため、まだ19歳で、2016年のドラフト組で選出した。北海道の江陵高から2位でソフトバンクに入団。左腕から繰り出される最速154キロのストレートは、圧巻の一言だ。昨オフに「胸郭出口症候群」が発覚し、投薬治療をしながらのプレーとなっているが、そのポテンシャルは群を抜く。3年目の来季、一気に台頭してもおかしくない存在だ。

○石川翔投手(中日)
 2017年のドラフトで1位候補としても名前にあがった右腕。最速151キロを誇り、2位で中日が指名に成功した。1年目は開幕直後に足首の手術を行って出遅れたものの、シーズン終盤には1軍デビューも。10月13日の阪神戦で中継ぎ登板し、初ホールドも記録した。来季は、手薄な中日投手陣に割って入る存在となるかもしれない。

○西巻賢二内野手(楽天)
 2017年のドラフト6位で仙台育英高から楽天に入団。167センチと小柄ではあるものの、俊足巧打の内野手としてルーキーイヤーから1軍で25試合に出場した。イースタン・リーグで5本塁打も記録し、パンチ力も。チームには茂木という不動の遊撃手がいるが、その茂木の座を脅かす楽しみな存在だ。

(Full-Count編集部)

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