10年ぶりV、下克上、激動オフ、大誤審… 2018年、パ・リーグ10大ニュース
ハムは清宮が1軍で7発&新球場構想発表、オリVS鷹では世紀の誤審が…
○梨田監督辞任、平石監督が就任
昨季の3位からリーグ優勝を狙った楽天だったが、開幕から低迷。交流戦中の6月半ばには借金が「20」に達し、梨田昌孝監督が辞任した。監督代行を平石洋介ヘッドコーチが務め“松坂世代”で初めてNPBの指揮官に。来季からは正式に監督に就任し、引退した小谷野栄一や後藤武敏といった同世代がコーチスタッフに名を連ねることになった。
○清宮幸太郎が1軍で7発
日本ハムのドラフト1位で入団した清宮幸太郎内野手がデビュー前から大きな注目を集めた。オープン戦中の3月に限局性腹膜炎で入院するなど出遅れて開幕1軍入りを逃したが、5月2日の楽天戦で1軍デビュー。同9日のオリックス戦でプロ初本塁打を放つなど、歴代単独トップとなるデビューから7試合連続で安打を放った。イースタン・リーグでも45試合で17本塁打を放ち、大器の片鱗を十二分に見せつけた形。1軍では53試合に出場して打率.200、7本塁打18打点だった。
○世紀の大誤審
6月22日、ほっともっとフィールド神戸で行われたオリックス対ソフトバンク戦。同点で迎えた延長10回に、ソフトバンク中村晃が右翼ポール際に大きな飛球を放った。一塁塁審の判定はファウルだったが、工藤公康監督のリクエストによりリプレー検証が行われ、判定が覆って2ランになった。これが決勝点となり試合はソフトバンクが勝利したが、判定を不服とした福良監督らが試合後も抗議。改めて映像を確認したところ、審判団がファウルであったと誤審を認める事態となった。その後もオリックスが試合のやり直しを求めるなど、波紋を呼ぶ事態となった。
○日本ハムが新球場建設へ
日本ハムは北海道北広島市に新球場「北海道ボールパーク(仮称)」を建設すると発表。日本初の開閉式天然芝ドーム球場となり、2023年の開業を目指す。公園やキャンプ場などを敷地内に整備し、スタンド上部には天然温泉の露天風呂などを設置する計画となっている。
(Full-Count編集部)