新庄、ジーター、オルティス…引退表明→ラストイヤーで花道を飾った選手は
ジーターはシーズン前に引退表明→本拠地最終戦でサヨナラ打、オルティスは打点王
近年の大リーグで、早期の引退公表で強烈なインパクトを与えたのが名門球団引っ張った2人だろう。まずはヤンキースのデレク・ジーター内野手。95年からヤンキース一筋でプレーし、5度のワールドシリーズ制覇に貢献。歴代6位の3465安打を放ち、ニューヨーカーから「ザ・キャプテン」の愛称で親しまれたが、14年シーズン前の2月12日に同年限りでの現役引退を発表した。敵地でも引退を惜しまれ、オールスター戦にはファン投票で14度目の選出。レギュラーシーズンでは145試合出場、打率.256、4本塁打、50打点だったが、ヤンキー・スタジアムでの最終戦となった9月25日のオリオールズ戦では同点の9回1死二塁で打席が回り、サヨナラ打を放つ劇的な幕切れを演出した。
ヤンキースの宿敵・レッドソックスの看板選手だったデビット・オルティス内野手は引退するシーズンでジーターを上回る活躍を見せた。15年11月18日に16年シーズンで現役を引退すると発表。シーズン序盤から好調を維持し、打率.315、38本塁打、127打点、長打率.620、OPS(出塁率+長打率)1.021を記録。自身3度目となる打点王に輝き、30発&100打点以上を記録したのは通算10度目だった。シーズン中から引退撤回を求めるファンが続出する中、惜しまれる中での現役引退となった。
田中賢は99年ドラフト2位で日本ハム入り。日米通算1468安打を誇り、ベストナインに6度、ゴールデングラブ賞に5度選出された。06、07、09、12、16年とチームのリーグVに貢献。巧打と堅守で長年チームを支えてきたベテランが、現役ラストイヤーに3年ぶりのリーグ優勝&日本一で花道を飾ることができるのか注目だ。
(Full-Count編集部)