イチローがヤンキースで復活を遂げた選手入り 元楽天AJも MLB公式選出

ヤンキースでプレーオフ進出に貢献したイチロー【写真:Getty Images】
ヤンキースでプレーオフ進出に貢献したイチロー【写真:Getty Images】

イチローは移籍後に打率.261から.322に大幅アップ

 昨年12月にブルージェイズから突如契約解除されたベテラン遊撃手トロイ・トロウィツキーが、同地区ライバルのヤンキースと1年契約で合意に達したと報じられている。今年でメジャー14年目を迎える34歳ベテランは、新天地で復活を期することになるが、実はピンストライプの名門、ヤンキース移籍後に復活を遂げた選手は少なくない。そこでMLB公式サイトの人気コーナー「Cut4」では、活躍した後に成績を下げたがニューヨークで復活した選手を紹介する特集を展開。その中には、イチロー外野手ほか、日本球界になじみ深い選手の名前が挙がった。

 2001年にオリックスからマリナーズへ移籍したイチローは、10年連続200安打、打率3割、オールスター出場などの偉業を達成したが、2011年から成績は下降。38歳で迎えた2012年シーズンはマリナーズで開幕を迎えたものの、95試合で打率.261と奮わず。シーズン途中にヤンキースへトレード移籍した。

 寸評で「攻撃に関する全カテゴリーで自己ワーストペースだった」と指摘されるほどの不振を極めたが、伝統のピンストライクのユニホームに袖を通すと見事復活。67試合で打率.322、5本塁打、14盗塁の成績を残し、チームのプレーオフ進出に貢献。「“ベテラン・イチロー”も非常に魅力的な選手であることを思い出させてくれた」と称えている。

 さらに、元楽天のAJことアンドリュー・ジョーンズも登場。走攻守3拍子揃った若かりしブレーブス時代の勇姿には追いつかなかったものの、ヤンキースでは2011年にOPS(出塁率+長打率)が.851を記録。「恐るべしプラトーン打者」となったと評価された。

 その他、広島のカープアカデミー出身のアルフォンソ・ソリアーノ、メッツで一時代を築いたダリル・ストロベリー、守備の名手エリック・チャベス、イーノス・スローター、ウェイド・ボッグス、ラウル・イバニエスが選出された。

 ゴールデングラブ賞2度、シルバースラッガー賞2度、球宴選出5度の実績を持ち、通算打率.290、224本塁打、779打点を誇るトロウィツキーは、先人に続く復活を遂げることができるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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