大谷翔平は打者1本で50発、二刀流で3割30本 長谷川滋利氏が語る可能性

オリックス、マリナーズ、エンゼルスで日米通算102勝をマークした長谷川滋利氏【写真:本人提供】
オリックス、マリナーズ、エンゼルスで日米通算102勝をマークした長谷川滋利氏【写真:本人提供】

打者専念で50本塁打を打つ可能性も十分にある「タイプ的にはバリー・ボンズ」

 シーズン後には右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、今年は打者1本で勝負することが決まっている。開幕までに復帰できるかは未定だが、十分にタイトル争いに加わる可能性があるという。

「1年目である程度、コツはつかんでいる。打率も残せるし、ホームランだって期待できる。50本打つ可能性もなくはない。タイプ的にはバリー・ボンズのような率も残せて、走れて、尚且つ長打も打てる。大谷にはそれぐらいのポテンシャルはあると思う」

 昨季は序盤戦に二刀流を成功させ、全米から注目を浴びた。初のタイトルとなる新人王を獲得し、2019年以降も大きな期待がかかる。それでも大谷の将来図はまだ見えてこないと長谷川氏は分析する。

「二刀流は大賛成ですが、それがどこまで評価されるかでしょうね。今年は打者1本で目指せるタイトルもたくさんあるが、2020年から投手、野手を再び挑戦した時にどのタイトルが取れるのか。その辺りを向こう(米国)がどう考えるか。二刀流でいくならトラウトのように3割30本100打点を目指してア・リーグのMVPが一番の目標になるでしょう」

 投手、野手として類まれな才能を持ち、尚且つ努力を惜しまない大谷。長谷川氏は日本、そして全米が注目する二刀流の今後に活躍に期待を込めていた。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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