「体に油を差したように」―日ハムでも初動負荷トレが流行中、その効果とは…

「ワールドウィング札幌」には専用のマシンがズラリと並ぶ【写真:石川加奈子】
「ワールドウィング札幌」には専用のマシンがズラリと並ぶ【写真:石川加奈子】

「パフォーマンスを長く発揮するという意味では、すごいいい結果」

 選手たちはどんな狙いで取り組んでいるのか。鍵谷は「僕は今まではどちらかというとウエートトレーニングや走り込みと、体を鍛える方に特化したトレーニグをやっていました」と振り返る。「そこに柔軟性や、今までにない体の動き方を取り入れていこうかなと思いました。怪我の防止にもつながりますし、柔軟性もよくなります。体のポジションも良くなって、いい方向に行くんじゃないかなと思います」と効果を期待している。

 井口は昨年の春先から取り組んでいる。6月13日に1軍再昇格した時には「股関節の可動域を意識してやって、投げ方が変わりました。しっかり体重移動ができようになり、ボールが力強くなりました」と語っていた。その言葉を証明するように、昨季は31試合1勝1敗7ホールド1セーブ、防御率2.48の成績。「初動負荷は、パフォーマンスを長く発揮するという意味では、すごいいい結果が出せたと思っています」と今後も継続していく。

 昨季右肩痛からの復帰白星を挙げた杉浦は「とにかく怪我をしないこと、自分のコンディションを整えることが優先。そのために今年は新たに初動負荷トレーニングをやり始めました」と動機を語る。「体の関節の動きとか、やった直後に体が軽くなる感じがある。続けていけば、基本のパフォーマンスが上がるかなと思います」と期待を寄せる。

 昨季途中にロッテからトレード移籍した藤岡は昨年1月に続き、今月も鳥取のワールドウィングでのトレーニングキャンプに参加予定。「投げ方についても教えてくれますし、体の使い方も教えてくれる。理論が難しいので、やりながらちょっとずつ覚えていっている段階です」と頭もフル回転させながら挑戦している。

 新たな取り組みがそれぞれの選手にどんな進化をもたらすのか。新シーズンが楽しみだ。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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