巨人が抱える大量8人の助っ人…原監督の起用法を予想 ゲレーロは今季も2軍?

開幕1軍に近いのは実績十分マシソンと新外国人クック&ビヤヌエバか

【野手】
A・ゲレーロ
82試合287打数70安打15本塁打40打点 率.244
J・マルティネス
19試合61打数11安打2本塁打5打点 率.180
C・ビヤヌエバ(パドレス)
110試合351打数83安打20本塁打46打点 .236

 1軍で起用できる外国人枠は4人まで。投手、野手それぞれ同時登録できるのは3人までで、3人+1人か2人+2人という形で起用することになる。では、巨人は今季この8人をどのように起用するのだろう。

 まず、新外国人のクック、ビヤヌエバは開幕1軍に入ることにだろう。クックはクローザーを務め、ビヤヌエバは一塁か三塁に入ると目されている。8月に左膝の手術を受けたマシソンは、どれだけのパフォーマンスを発揮できるかは未知数。順調に回復していれば、経験豊かなマシソンも1軍ブルペンには欠かせない存在となるだろう。

 日本人選手を含めた投手、野手の戦力を比較すると、やはり不安が残るのは先発ローテ。先発候補は今村、田口、畠、若い高田や大江など多くいるが、ローテ入りが確実なのは菅野と山口俊くらい。となれば、ヤングマン、もしくはメルセデスを1軍に置きたいところで、外国人4枠は投手3人+野手1人という形で落ち着きそうだ。登録と抹消を繰り返しながら、2人を交互に先発させる策も考えられるだろう。また、もしマシソンが開幕に間に合わなかった場合には、2人を先発ローテに入れるプランや、アダメスをリリーフに入れることもありそうだ。

 野手を見てみると、一昨季の本塁打王ゲレーロも捨てがたいところではあるが、外野手は丸を筆頭に、陽岱鋼、長野久義、亀井義行といった面々が揃い、重信慎之介や松原聖弥、和田恋と若い駒も豊富にいる。マシソンが不在となった場合に、投手2野手2とし、ビヤヌエバとゲレーロを置くことは考えられるが、オープン戦で圧倒的な成績を残さない限り、ゲレーロが開幕1軍となる可能性は低いのではないだろうか。

 チームの浮沈を大きく左右しかねない助っ人選手たちの成績。シーズン中にチーム状況を見ながら、外国人4枠をやりくりしていくことになるだろうが、まずは2月1日から始まる春季キャンプ、オープン戦で4枠を巡る外国人選手の競争がスタートする。原監督が8人の外国人選手をいかに使い分けていくのか、その手腕にも注目だ。

(Full-Count編集部)

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