西武は守備も鉄壁、広島菊池よりヤクルト山田が上? 12球団“最強”の二遊間は…

守備範囲の広さを示すRFは広島菊池よりもヤクルト山田が上回る

広島
二)菊池涼介 139試296刺420補3失92併 率.996 RF5.15
遊)田中広輔 143試194刺449補7失87併 率.989 RF4.50

ヤクルト
二)山田哲人 138試321刺457補13失92併 率.984 RF5.64
遊)西浦直亨 127試183刺381補11失71併 率.981 RF4.44

巨人
二)田中俊太 58試128刺151補4失33併 率.986 RF4.81
遊)坂本勇人 107試156刺347補9失60併 率.982 RF4.70

DeNA
二)柴田竜拓 65試69刺89補2失16併 率.988 RF2.43
遊)大和 109試162刺287補11失67併 率.976 RF4.11
中日
二)高橋周平 99試205刺296補7失54併 率.986 RF5.06
遊)京田陽太 142試234刺442補6失85併 率.991 RF4.76
阪神
二)糸原健斗 121試232刺285補10失53併 率.981 RF4.27
遊)植田海 74試64刺154補8失25併 率.965 RF2.95

 総アウト数1位の巨人は、昨季は二塁手が固定できなかった。さらには坂本の戦線離脱もあったが、それほど守備面での影響は指標上は表れていない。田中以外にも吉川尚輝(RF4.99)、山本泰寛(RF5.08)と守備範囲の広い二塁手がいたことが大きい。

 広島は菊池の守備範囲を示すRFの数値が低下している。昨季もゴールデングラブ賞を受賞したが、RFでは、ヤクルト山田の5.64に対して、5.15と劣っている。

 DeNAの柴田、阪神の植田のRFが極端に低いが、これは途中交代や途中出場が多かったことも関係している。とはいえ、阪神は鳥谷敬以降、遊撃手を固定できていない。守備の要である遊撃手を固めることは、阪神にとっての課題といえるだろう。内野守備の要である二遊間がしっかり固定されているチームは、やはり強い場合が多い。果たして、今季の各球団の二遊間はどうなっていくだろうか。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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