日本ハム秋吉が新天地でキャリアハイ狙う 「下からはい上がっていきたい」
ヤクルトからトレード移籍した秋吉が自主トレを公開
ヤクルトから日本ハムにトレード移籍した秋吉亮投手が7日、千葉・鎌ヶ谷で自主トレを公開した。
一緒にトレード移籍した谷内亮太内野手、元ヤクルトの杉浦稔大と一緒に球場内をランニングした後、室内練習場でキャッチボールを行った。
一昨年、昨年と右肩の故障で戦線離脱したが「今日は不安なくできた」と、この日投げた感触は上々。「2年間悔しい思いをしているので、最高のピッチングができるようにしっかり準備をして臨みたいです」と力を込めた。
故障を防ぐために、トレーニングの意識を変えた。「アウターだけではなく、インナーもそうですし、体全体を柔らかくして、体全体を使ってピッチングしたいと思っています。今までは腕を振って投げるピッチングでしたが、年も年なので、疲れを残さないために」と狙いを明かす。
入団から3年連続60試合以上登板して防御率2点台前半の成績を残したが、一昨年は43試合(防御率3.35)、昨年は35試合(防御率4.23)の登板にとどまった。新天地で迎えるプロ6年目の今季、過去の実績は振り返らない。
「一からスタートの気持ち。シーズンに入ってどこで使ってもらえるか分からないですが、下からはい上がっていきたい。トレードは初めてだったので、プロに入った時と同じ気持ち、緊張しています。しっかりコミュニケーションを取って、早くチームに溶け込みたいと思っています」と表情を引き締めた。
目指すはキャリアハイだ。「新しいチームでメンバーに入ることが一番。登板数は最低50。そこから60、70といけたらいいなと思います。自己更新できたら」と15年の74試合を上回るフル回転を誓った。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)