メッツが“主将”ライトのフロント入り発表 「新しい役割に挑戦し貢献したい」
球団とライトがロースターから外れると共同声明、事実上の引退発表
メッツは7日(日本時間8日)、人気生え抜き選手で“キャプテン”として親しまれてきたデビッド・ライト内野手が、ジェフ・ウィルポン球団最高執行責任者(COO)とブロディ・バンワグネンGMの特別アドバイザーに就任すると発表した。また、球団とライトは共同声明として、この日を限りにロースターから外れることも発表。事実上の引退発表となった。
2001年ドラフト1巡目(全体38位)でメッツ入りしたライトは、2004年にメジャーデビューを果たすと、不動の三塁手としてチームを牽引。近年は腰の故障に悩まされ、出場機会が減っていたが、15年のメジャー生活で1585試合に出場し、通算打率。296、242本塁打、970打点、196盗塁を記録。ゴールドグラブ賞2度、シルバースラッガー賞2度、球宴選出7度を誇り、メッツファンには“キャプテン(主将)”の愛称で親しまれた。ライトは昨年9月29日の本拠地マーリンズ戦に先発出場し、事実上の引退試合を行い、地元ファンからスタンディングオベーションを送られていた。
ウィルポンCOOは球団を通じて「彼がメッツファミリーとの近しい関係を保つことをうれしく思うと同時に、新しい役割で素晴らしい才能を発揮してくれるだろう」と期待のコメント。ライトも「新しい役割に挑戦し、貢献することを心待ちにしている」とコメントした。
(Full-Count編集部)