田中将大、デグロム、バウアー…2020年オフのFA市場は超豪華 MLB公式特集
外野手ではMVPコンビのトラウトとベッツがFAに
スプリングトレーニングの始まりが残り1か月ほどに迫る中、今オフのストーブリーグは佳境に差し掛かっている。目玉選手のブライス・ハーパー外野手、マニー・マチャド内野手の移籍先はまだ決まっていないが、MLB公式サイトでは少しの気の早い特集を組んだ。「今後5年のFA市場に揃う顔ぶれはこれだ」と題した特集では、2019年オフから5年間、年度別にFAとなる注目選手を紹介。2020年オフの注目選手としてヤンキース田中将大投手の名前が挙がった。
2019年から2023年までシーズン終了後にFAとなる選手を列挙。その中でも豪華さが光るのが2020年オフの面々だった。現段階で、捕手はJT・リアルミュート(マーリンズ)とマイク・ズニーノ(レイズ)、一塁手はユリ・グリエル(アストロズ)、二塁はスターリン・カストロ(マーリンズ)、三塁はジャスティン・ターナー(ドジャース)、遊撃はアンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)がFAとなる予定。外野では、マイク・トラウト(エンゼルス)、ムーキー・ベッツ(レッドソックス)、ジョージ・スプリンガー(アストロズ)、ヨエニス・セスペデス(メッツ)ら堂々たるメンバーで、先発投手ジェイコブ・デグロム(メッツ)、トレバー・バウアー(インディアンス)、ロビー・レイ(ダイヤモンドバックス)、ジェームス・パクストン(ヤンキース)らに加え、田中の名前が「注目選手」として挙げられている。
寸評では、MVP受賞歴を誇る2人のスター選手、トラウトとベッツの「MVPデュオが予定通りFA市場に出てくる場合、ハーパーとマチャドをも上回る契約を勝ち取る可能性がある」と予測。さらに、層の厚い先発投手市場についても「昨季ナ・リーグサイ・ヤング賞のデグロムが主役だろうが、バウアー、レイ、パクストンらも第一線級。実績のあるタナカ、アリエッタ、ヘンドリックスも加わり、投手補強を狙うチームには強力な選択肢が与えられている」と指摘した。
2020年オフには32歳を迎える田中。メジャー初のFAではどんな契約を獲得できるのか興味深いところだ。
(Full-Count編集部)