ロッテドラ1藤原“赤バット”で鋭いスイング披露 「まだまだ高校生レベル」
井口監督が「横一線」と語る2019年レギュラー争い
「去年の11月くらいにメーカーのバット工場に行って、握った感触でいいものを選びました」と、実際に握ったフィーリングで自分にフィットしたバットの型を選び、見た目はグリップが太く見えるが実際には「色のせいで太く見えるだけで、細めに作ってもらった」とのこと。
メーカーの担当者によると、アマチュアからプロに移行する選手に提示するバットのプロトタイプモデルがいくつかあり、その中から選んだ型のものを削って作ったもので、特定選手のモデルバットではないという。
ロッテを代表するバッターといえば、昨シーズン2000安打を達成した「幕張の安打製造器」福浦和也内野手がいるが、打者転向当初は、清原モデルやイチローモデルなど、様々なバットを試して横浜(現DeNA)・鈴木尚典氏モデルの握った感じがフィットし、自身のバットが定まったという。
キャンプ初日の2月1日に紅白戦を予定している今季のロッテ。「新人には無理はさせない」と井口監督は語っていたが、自らが「横一線」と語る2019年レギュラー争い。昨年のドラフトで3球団に指名されたゴールデンルーキーがどこまで食い込んでくるのか。さらに周囲から注目の集めるドラ1ルーキーのバットが、今後どう変わっていくかにも注目したい。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)