被打率から見る最も打たれない投手は? 先発、中継ぎともに左腕がトップ【パ編】
マリナーズに移籍した菊池雄星が.210で先発部門でトップの数値
投手が失点しないためには、出塁を許さないのが第一だ。そのためにも被安打を減らすことは重要だ。2018年のNPB主要投手の「被打率」を調べてみた。
パ・リーグ
○80イニング以上投げた先発投手の被打率ベスト10
1菊池雄星(西) .210(14勝4敗 率3.08)
2岸孝之(楽) .218(11勝4敗 率2.72)
3藤平尚真(楽) .222(4勝7敗 率4.43)
4バンデンハーク(ソ) .224(10勝7敗 率4.3)
5千賀滉大(ソ) .228(13勝7敗 率3.51)
6東浜巨(ソ) .235(7勝5敗 率3.32)
7ボルシンガー(ロ) .235(13勝2敗 率3.06)
8上沢直之(日) .237(11勝6敗 率3.16)
9ディクソン(オ) .241(4勝6敗 率3.55)
10二木康太(ロ) .242(4勝7敗 率3.93)
今季、MLB移籍が決まった西武の菊池が1位。最多勝は同僚の多和田真三郎に譲ったが、菊池が最も安打を打たれにくい投手だった。ちなみに多和田の被打率は.261で80イニング以上投げた31人中21位だった。2位楽天の岸も順当な印象だが、3位藤平は負け越しているうえに防御率も高い。藤平は被打率は低かったが、81.1回で57四死球を与えている。いくら安打を打たれなくても、これだけ歩かせてしまえば成績は悪化する。
○同ワースト5
27涌井秀章(ロ) .272(7勝9敗 率3.70)
28有原航平(日) .281(8勝5敗 率4.55)
29酒居知史(ロ) .283(2勝6敗 率5.59)
30有吉優樹(ロ) .284(6勝5敗 率3.74)
31加藤貴之(日) .285(5勝8敗 率4.53)
2桁勝利の投手はいない。力がありながら不本意な成績に終わった投手が並んでいる。制球が甘くなり、痛打を許したことで成績が悪化したことを物語っている。