被打率から見る最も打たれない投手は? 中継ぎは松坂世代の右腕が圧倒【セ編】
80イニング以上投げた先発投手では巨人メルセデスの.209がトップ
投手が失点しないためには、出塁を許さないのが第一だ。そのためにも被安打を減らすことは重要だ。2018年のNPB主要投手の「被打率」を調べてみた。
セ・リーグ
○80イニング以上投げた先発投手の被打率ベスト10
1メルセデス(巨) .209(5勝4敗 率2.05)
2大瀬良大地(広) .215(15勝7敗 率2.62)
3菅野智之(巨) .221(15勝8敗 率2.14)
4山口俊(巨) .226(9勝9敗 率3.68)
5東克樹(De) .228(11勝5敗 率2.45)
6ガルシア(中) .234(13勝9敗 率2.99)
7笠原祥太郎(中) .242(6勝4敗 率4.14)
8カラシティー(ヤ) .243(7勝3敗 率4.18)
9原樹理(ヤ) .246(6勝7敗 率3.09)
10メッセンジャー(神) .247(11勝7敗 率3.63)
巨人の新鋭メルセデスが1位。対戦経験が少ない投手は、被打率が低くなる傾向にある。そんな中で、広島と巨人のエースが2位、3位に並んでいるのはさすがだ。巨人、山口も4位。昨年はノーヒットノーランを記録。被打率はそれもあって下がったが、被本塁打18本、与四死球69と他の要因で成績が下がった。
○同ワースト5
27吉見一起(中) .285(5勝7敗 率3.87)
28野村祐輔(広) .289(7勝6敗 率4.22)
29ウィーランド(De) .294(4勝9敗 率4.99)
30今永昇太(De) .311(4勝11敗 率6.80)
31田口麗斗(巨) .320(2勝8敗 率4.80)
昨年、期待に応えられなかった投手が並んでいる。パ・リーグと同じで2桁投手は入っていない。被打率と比例して防御率も悪化し勝ち越した投手は広島・野村だけとなった。