歓喜の涙も…鷹「ハニーズ」合否発表の瞬間、ミスユニバース最終候補も合格
合格者にはミスユニバースジャパン福岡ファイナリストやアジアエアロビクス選手権2位も…
ソフトバンクは15日、オフィシャルダンス&パフォーマンスチーム「ハニーズ」の2019年度メンバーを発表した。昨年から約1.5倍となった応募者の中から厳しい審査を突破した20人が2019年度メンバーに決定。昨年からの継続メンバー13人に加え、2年ぶり復帰となったのが1人、新メンバーとなった6人の顔ぶれとなる。
幅広く人材を確保するだけでなく、全国にファンを広げるためにも、福岡だけでなく、関東と関西で事前オーディションを開催した今回のオーディション。たとえ、ルックスが優れていたとしても、それだけでは合格とはいかないのが「ハニーズ」の難しさ。ダンスのレベルは12球団のチアチームでもトップレベルにあり、イベントでのMCを行うために、ダンスのスキルやMC力なども求められる。
球団の事業統括本部マーケティング本部長兼CRM推進室長の白川隆志氏も選考のポイントについて「ルックスももちろんですが、なにか見ている人を惹きつける魅力を探しています。笑顔がいい、スタイルがいい、というのもそうですけど、ダンスのキレがいいのもそう。全員が同じようなキャラクターではつまらないので、その辺のバランスも考えて色んな人がいてのバランスを考えて採用します」と語っている。
審査は「シルエット&ウォーキング審査」に始まり「ダンス&特技審査」ではダンスの技術だけでなく、ダンスの振り付けの覚えの良さもチェックされる。ここで一度、応募者は振るいにかけられ、ここを通過した応募者だけが次の面接に進むことができる。面接では志望動機などはもちろん、即興でのMCを求められたりと、あの手この手の質問が飛ぶ。
これらの審査を突破した先に、ようやく「ハニーズ」のメンバーとしての合格が待っている。緊迫の合否発表の場は、ピンッと緊張感が張りつめ、合格者として名前が読み上げられると、思わず、その瞳から涙が溢れる女性もいた。それだけの思いを持って、皆、このオーディションに挑んできていたということだ。
合格者の中でも応募した理由は様々だ。幼少期からヤフオクドームで踊る“先輩ハニーズ”の姿に憧れ、夢としてダンスの技術を磨いてきた者。ダンススクールに通ってその道を志した者、他球団のチアチームから“移籍”を決意した者、某一流企業の社員から転身した者…。ただ、その全員が、それ相当の覚悟と信念を持って挑戦してきたのだ。
メンバーの中には、アジアエアロビクス選手権2位の実力者や、ミスユニバースジャパン福岡ファイナリスト、巨人公式マスコットガール「ヴィーナス」の元メンバーなどなど…。たかが、球団チアと思うなかれ。夢を追い、目標を持ち、厳しい競争を勝ち抜いてきた彼女たち。球場に咲く華として、その活動を温かく応援してもらいたい。