韓国プロ野球で史上初の女性GM誕生 元サッカー代表&審判員、クラブGMの経歴も…

元韓国女子代表だったイム・ウンジュ氏

 女性の社会での活躍が広がっている現代。韓国プロ野球(KBO)では初の女性のゼネラルマネージャー(GM)が誕生し、大きな話題となっている。

 米紙「ニューヨーク・タイムズ」と連携し、韓国で英字新聞を発行している「Korea Joongang Daily」は「韓国野球で初の女性GMが誕生」と報じた。記事によると、韓国プロ野球のキウム・ヒーローズ(昨季までネクセン・ヒーローズ)は今オフに女性のイム・ウンジュ氏を社長兼GMとして招聘したという。

 同メディアによると、KBOの37年の歴史で、女性がGMと社長の座に就くのは初めてだという。イム氏は元サッカー韓国女子代表選手で国際大会にも2試合に出場。初のFIFA公認女性審判員として活動し、さらにはFC安養というサッカークラブでGMを務めていた。

 この時の働きぶりがヒーローズの目に止まり、今回の招聘が実現。記事ではキウム・ヒーローズの「前職での彼女のリーダーシップに感銘を受けた。我々球団を更に上のレベルに引き上げてくれる最適の人物」とのコメントも紹介。さらに、イム氏も「スポーツマネージメントにおいて、球団とフロントオフィスの間には専門的な役割分担があります。新たなスポンサーのもと、キウム・ヒーローズが成長する後押しできるよう、最善を尽くします」と語っている。

 昨季は75勝69敗で4位に終わったキウム・ヒーローズ。前代未聞の女性GMのもとでいかなる戦いを見せるだろうか。

(Full-Count編集部)

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