吉田輝ら全新人、今季で引退の田中賢も…日本ハム、1軍キャンプから漏れたのは?
斎藤佑や清宮、宮台は1軍のアリゾナキャンプで始動
1月も半ばが過ぎ、いよいよ2月1日のキャンプインが迫ってきた。各球団が続々と監督・コーチ会議などを実施し、キャンプの組分けを発表している。ルーキーで1軍(球団によってはA組とも言うが……)キャンプに抜擢されたのは誰か? 新戦力で1軍に入った選手は? こんなところにもファンは注目しているだろう。
ただ、1軍キャンプに抜擢される者がいれば、そこから外れて2軍(球団によってはB組)でキャンプを迎える者もいる。そこでここでは視点を変え、各球団で1軍キャンプから漏れ、2軍や3軍のキャンプから巻き返しを図る主な選手をピックアップしていこう。
今回は栗山英樹監督が就任8年目を迎える日本ハム。まず、アリゾナ州スコッツデールで1次キャンプを行う1軍キャンプのメンバーは以下の通りとなる。
◯投手(24人)
斎藤佑樹、加藤貴之、上沢直之、有原航平、浦野博司、金子弌大、上原健太、宮西尚生、ニック・マルティネス、ジャスティン・ハンコック、井口和朋、鍵谷陽平、村田透、ジョニー・バーベイト、堀瑞輝、西村天裕、中村勝、秋吉亮、ブライアン・ロドリゲス、公文克彦、石川直也、宮台康平、玉井大翔、杉浦稔大
◯捕手(2人)
黒羽根利規、石川亮
◯内野手(10人)
杉谷拳士、中田翔、中島卓也、松本剛、清宮幸太郎、渡邉諒、谷内亮太、石井一成、平沼翔太、横尾俊建
◯外野手(6人)
大田泰示、西川遥輝、近藤健介、淺間大基、岸里亮佑、王柏融
新加入の金子弌大や秋吉亮、新助っ人のバーベイト、ハンコック、王柏融はアリゾナでキャンプをスタートさせる。また2017年のドラフト1位の清宮や、東大卒で注目を集めた宮台も1軍キャンプ入り。斎藤佑樹投手も1軍でキャンプをスタートさせる。捕手は黒羽根と石川亮の2人に加え、バッテリーコーチ兼任の鶴岡がいる。一方、ルーキーの1軍キャンプ抜擢は無かった。
一方で、1軍キャンプから漏れ、沖縄・国頭村でキャンプを張る2軍スタートとなった主な選手は以下の通りとなる。
・吉田輝星投手
昨夏の甲子園を沸かせたドラフト1位のゴールデンルーキー。新人合同自主トレは順調にこなしている様子で、3度のブルペン入りも果たしているが、キャンプは2軍スタート。じっくりと育成していく方針だ。
・白村明弘投手
2013年のドラフト6位右腕。2015年には50試合に登板してリリーフ陣の柱として期待されたが、2016年以降は故障などで振るわず、2016年は22試合、2017年は24試合の登板にとどまった。昨季はわずか3試合。真っ直ぐとフォークには威力があるだけに、国頭から巻き返したい。
・藤岡貴裕投手
2011年にドラフト1位でロッテに入団し、昨季途中にトレードで日本ハムへ移籍した。貴重な左腕として期待されて加入したものの、移籍1年目は4試合の登板に終わり、0勝2敗。2軍でキャンプをスタートさせる。
・清水優心投手
昨季チーム最多の86試合でマスクを被ったものの、キャンプは国頭スタートに。1月23日に椎間板ヘルニアの手術を受け、実戦復帰までは3か月を要すると診断されており、開幕までの復帰は絶望的。キャンプも途中合流となる模様。
・田中賢介内野手
2000年にドラフト2位で日本ハムに入団し、メジャー挑戦を経て、プロ20年目の今季。今季限りでの現役引退を表明している大ベテランは国頭村でマイペースで調整するとともに、将来のチームを背負う若手たちの成長をサポートする。
(Full-Count編集部)