政情不安が球界に影響… カリビアンシリーズの開催地がベネズエラから変更に

カリビアンシリーズの開催地がベネズエラからパナマへ変更となったと発表された【写真:Getty Images】
カリビアンシリーズの開催地がベネズエラからパナマへ変更となったと発表された【写真:Getty Images】

2月5日からパナマのロッドカルー・ナショナルスタジアムで開催されることが決定

 南米ベネズエラでの政治的な混乱が、野球界に影響を及ぼしている。スポーツ専門局「ESPN」のスペイン語版が伝えたところによると、2月に開催されるカリビアンシリーズの開催地が当初のベネズエラからパナマに変更されたという。

 カリビアンシリーズはキューバ、ドミニカ、メキシコ、プエルトリコ、ベネズエラ、パナマの6か国の国内リーグ王者が集まり、カリブ海王者を決める大会。「ESPN」スペイン語版は「カリビアンシリーズには6チームが出場し、パナマで開催される」と報じた。

 記事によると「2019年のカリビアンシリーズは、2月4日~10日(日本時間5日~11日)にかけてパナマ市にあるロッドカルー・ナショナルスタジアムで開催されると、月曜日にCBPC(カリブプロ野球連盟)が発表した」とされており、CBPCコミッショーナーのプエロ・ヘレア氏は「多くの努力を費やした結果、我々は2019年カリビアンシリーズをパナマ市で実施することになりました」とコメントしている。

 米国のトランプ大統領は、野党のグアイド国会議長がベネズエラの暫定的な大統領に就任すると宣誓したことを承認。これを受け、マドゥロ大統領がアメリカとの国交断絶を宣言するなど、緊張状態にある両国の関係。米大リーグ機構も、ベネズエラへの渡航自粛を選手らに要請していた。

(Full-Count編集部)

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