169キロ、169キロ…“新速球王”ヒックスの剛速球特集動画が凄すぎる「まるで弾丸」
メジャーデビューの昨季に人類最速タイ169キロをマークしたカージナルスのジョーダン・ヒックス
昨季メジャーデビューを果たし、人類最速タイ105.1マイル(約169.1キロ)を記録したカージナルスのジョーダン・ヒックス投手。”新速球王”として注目を集める中、大リーグ公式ツイッターで公開されたヒックスの“剛速球特集”が話題となっている。
「彼が投じた2018年の最速球ベスト5」として紹介された動画。まずは登場したのは5月20日の本拠地フィリーズ戦でオデュベル・ヘレーラを相手に105マイル(約169キロ)超えを連発した投球だ。2球目にファウルとなった投球でアロルディス・チャップマン(ヤンキース)に並ぶ人類最速105.1(約169.1キロ)マイルを出すと、4球目にボールとなった投球では105マイル(約169キロ)をマークした。
ヒックスが投じるファストボールはMLBでは「シンカー」と位置付けられるツーシーム。いずれも変化量が凄まじく、捕手が捕球するのも苦労している。当時の実況は「またもや105マイルを出しました。(ベンチの)選手たちは笑っています」、「105マイルだ! 選手は『冗談だろ!』といった感じですね」とリポート。衝撃を受けたカ軍チームメートの様子を伝えている。
動画では7月4日の敵地ダイヤモンドバックス戦でAJ・ポロックに投じた104.4マイル(約168キロ)、104.3マイル(約167.9キロ)も紹介されている。ファンからは「これから長期にわたって、この22歳は打者を支配するだろう」、「105マイル? 彼が球をリリースした瞬間にスイングするべきだな。まるで弾丸だ」とのコメントがつき、動画の再生回数は10万回に迫っている。
メジャーデビューとなった昨季は73試合に登板し3勝4敗6S、防御率3.59。データ解析システム「スタットキャスト」の球速ランキングのトップ5のうち4つを占拠した。今季は人類史上初の170キロの大台到達に期待したいところだ。