ロッテ井口監督、キャンプ2日目は2軍に熱視線 熱気溢れるブルペンに「楽しみだね」

ドラフト2位・東妻は声を張り上げながらの投球

 ドラフト2位の東妻は1球1球、声を張り上げながら躍動感あふれる投球を披露していた。絶対に1軍に残ってやる、首脳陣にアピールする、打者に打たれるものかという若者の想いが、指揮官の胸まで伝わってくるような気持ちのこもった投球だった。打たれたくないという思いで投げるストレートと、打てるものなら打ってみろという気持ちで投げるボール。数多くの投手と激闘を繰り広げてきた指揮官は、魂の乗ったボールの重みを誰よりも知っている。だからこそ、背番号「24」のアピールをはっきりと脳裏に焼き付けた。

 今後もシート打撃を中心に、様々な実戦形式を交えて選手の見極めを行っていく。その中で、大事にしたい要素の一つが”気概”である。勝利、プレーをすることへの空腹感。マリーンズが今、求めているのは戦う戦士たちだ。だから、キャンプ中はメイン球場、サブ球場、室内、ブルペンと色々なところに積極的に足を運び、選手たちの練習する姿をじっと目で追う。その背中が語る想いを見つけ出そうとしている。

 収穫の多いキャンプ2日目だった。活気あふれる2軍。熱気に満ちたブルペン。1軍野手陣も行き残りに向けて、それぞれが考えながら練習をこなしていた。また一つ前に進んだ。苦難を乗り越えた先にある優勝への扉に、一歩、近づいた。快晴、24度。石垣島の空は青い。

(マリーンズ球団広報 梶原紀章)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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