西武ドラ3山野辺が連日特守! 憧れの源田とノック競演「ミニサプライズ」
開幕二塁手へ南郷キャンプ第1クール最終日で特守志願→源田と共演「まさか一緒に組めるなんて」
西武・ドラフト3位ルーキーの山野辺翔内野手(三菱自動車岡崎)に嬉しいサプライズだ。宮崎・南郷キャンプ第1クール最終日となった3日、プロ入り前から憧れていたという源田壮亮内野手と特守に入り汗を流した。
当初は山野辺の参加予定はなかったが、前日の早朝練習で教わったことを早く試したいと山野辺が馬場敏史作戦兼守備走塁コーチに直訴。急遽一緒に特守を受けることになった。「まさか一緒に組めるなんて……。ミニサプライズでした。喜びながら、勉強しながら」と憧れの源田と濃密な時間を過ごした。
山野辺は「(源田のことは)YouTubeで見ていた。一番間近で見ることができて、特等席で……」と昨季ゴールデングラブ賞、ベストナインを受賞した名手のグラブさばきに興奮気味。「素晴らしいです。形も、ボールへの入り方もきれい。マネしたいけど、なかなかできない。いろんな方に教わりたい」と目を輝かせた。
この日の守備練習は遊撃手のポジションで行われ、これまで二塁手一筋でプレーしてきた山野辺にとっては慣れない動きも多かったようだ。源田からは「打球に合わせて色んなレパートリーを増やせれば守備ももっと楽になるんじゃないか」とアドバイスをされ、山野辺は「(心に)染みました」と照れ笑い。前日の早出練習でも辻監督から捕球の際の無駄な動きをなるべくなくすように指導されていた山野辺は、源田が無駄なく捕球体勢に入る動作を間近で観察し、「(ノックで)横に振られても追いつける」とその守備範囲の広さに感銘を受けていた。
この日でキャンプの第1クールを終了。「みっちりのメニューで色んなことを教わって充実感があります。早く(教わったことを)できるようになりたい」と全てを貪欲に吸収し、開幕二塁手をつかみにいく。
(安藤かなみ / Kanami Ando)