鳥谷、福留、阿部が1000得点に挑戦…今季達成が予想される記録【得点編】
現役では鳥谷&福留の阪神勢が1、2位
○現役得点数10傑
1 鳥谷敬(神) 983得点(2004-2018)
2 福留孝介(神) 981得点(1999-2018)
3 阿部慎之助(巨) 981得点(2001-2018)
4 坂本勇人(巨) 880得点(2007-2018)
5 中村剛也(西) 831得点(2003-2018)
6 内川聖一(ソ) 806得点(2001-2018)
7 中島宏之(巨) 804得点(2002-2018)
8 栗山巧(西) 796得点(2004-2018)
9 福浦和也(ロ) 774得点(1997-2018)
10 松田宣浩(ソ) 759得点(2006-2018)
1000得点はNPBの表彰記録の一つだ。過去41人が達成しているが、昨年限りで松井稼頭央(西武・1065得点)、新井貴浩(広島・1054得点)が、引退したために、現役で1000得点を記録した打者はいなくなった。しかしあと17得点で阪神の鳥谷、19得点で阪神の福留、巨人の阿部が大台に到達する。主力打者の場合、得点数は少なくとも出場試合数の50~60%程度になるので、この3人は今季、40試合程度出場すれば1000得点に到達するだろう。
4位の坂本勇人は、これまで4回「得点王」になっている。当代屈指の「得点稼ぎ」だ。キャリア最高は107得点だが、活躍次第では1000得点に到達する可能性はあるだろう。まだ通算591得点と少ないが、ヤクルトの山田哲人も過去5年で4回得点王。昨年は歴代3位タイの130得点を記録した。
また、西武の秋山翔吾(通算657得点)、ソフトバンクの柳田悠岐(通算539得点)も2回の得点王をとっている。今、働き盛りの選手の多くは、足も速く、長打もある「得点稼ぎ」タイプがたくさんいるのだ。ここ10年ほどの間で、通算得点のランキングは大きく変わる可能性があるだろう。
(広尾晃 / Koh Hiroo)