DeNA、チケットの転売対策を「強化」へ 球団HPで3つの具体策を発表
球団公式HPで文章を掲載「チケットの不正転売および、転売目的購入の禁止について」
DeNAは4日、2018年12月14日に公布された「転売防止法(特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律)」の施行(2019年6月14日)を控え、転売対策を強化すると球団公式HPで発表した。
DeNAは「チケットの不正転売および、転売目的購入の禁止について」と文章を掲載。ファンに適正な価格でチケットを届け、試合を楽しんでもらうために、試合観戦チケットおよび各種引換券の転売および転売を目的とした購入を禁止してきたことを改めて記し、転売対策を強化するための具体策を挙げている。
まずは「公式ファンクラブ『B☆SPIRIT友の会』会員規約の厳正運用」として、「入会時および入会後の本人確認の強化」を行うという。さらに、「試合観戦入場時の身分確認の強化」も実施。「横浜スタジアムへの入場時に本人確認をさせていただく場合がございますので、身分を証明できるものをお持ちください」と呼びかけている。
最後に「公式の二次流通マーケット設置の検討」についても記載。「チケットの適正な流通が確保されるように、公式にチケットが譲渡可能となる機会の提供を行うための検討をいたします」としている。もっとも、この発表における「転売」の定義については「家族、友人、取引先、その他これらに類する特定の関係に基づき、営利を目的とせず、かつ、業として行われない場合を除く」と説明している。
ここ数年、観客動員数の記録更新を続けているDeNA。岡村信悟代表取締役社長は球団公式HPで「昨シーズン、球団として初めて200万人を超えるお客様に球場へ足を運んでいただき、チームに熱い声援を届けてくれました。その一方、観戦チケットを手に入れることができないお客様がいたことも事実であり、その点は心苦しく感じておりました。また、来年には東京オリンピック・パラリンピックも控える中、スポーツ観戦チケットの転売や転売目的の購入が問題になっております。私たちとしても、ベイスターズの試合を観戦したいと願うお客様の手元に適正な価格でチケットが届くよう、転売対策に積極的に取り組んでまいります」とコメントを発表している。
(Full-Count編集部)