チーム、選手も“転換期”へ フレッシュな春を迎えるオリックスキャンプ
西、金子ら主力が抜け、若手の台頭が期待されるオリックス
プロ野球の春季キャンプは「今年バージョンの新チーム」をファンや報道陣にお披露目するという意味合いもある。今季、長年チームを引っ張ってきた主力選手が抜けたオリックスは、特にそれを感じる。
宮崎市でキャンプを行っている巨人、ソフトバンク、オリックスのキャンプ地へはJR宮崎駅からそれぞれ直通のシャトルバスが運行されている。宮交バスが運行しているが、チームの主力選手のユニフォーム姿のラッピングを施したバスも走っている。
オリックスの場合、昨年まではメインのポジションにエースの金子千尋(現金子弌大)の写真が大きく配され、西勇輝の写真もあった。しかし昨年オフに金子が日本ハムに、西が阪神に移籍した。また正捕手だった伊藤光も昨年シーズン中にDeNAに移籍した。
今年のラッピングに注目されたが、メインのポジションには吉田正尚が配された。入団3年目、昨年初めて規定打席に達したばかりだが、早くもチームの大黒柱という扱いだ。吉田正を挟むようにエース候補の山岡泰輔、選手会長・若月健矢と投打の顔が並ぶ。