チーム、選手も“転換期”へ フレッシュな春を迎えるオリックスキャンプ

チームロゴも一新、今季から「Bs」から「B」に変更

 昨年、日本ハムから加入したクローザーの増井浩俊や、若手の宗佑磨らの写真もある。新しい陣容で、今季を戦おうというオリックスの意気込みが、ラッピングされたシャトルバスに現れていた。

 JR宮崎駅から約40分で春季キャンプ地である宮崎市清武総合運動公園に到着する。宮交バスの運転手によれば、オリックス春季キャンプ地へのバスの乗客は年々増えているという。宮崎でキャンプを張って60年の巨人、15年のソフトバンクに対し、オリックスは2015年からなので、まだ5シーズン目。しかし、ファンは着実に根付きつつある。それまでは沖縄県の離島宮古島の時期が長かったので、アクセスが良くなったこともファン増加の一因だろう。メイングラウンドでは、関西弁も良く聞かれた。熱心な地元のファンが駆け付けているのだ。

 今季のオリックスは、チームのロゴも一新した。従来の「Bs」から「B」に代わった。キャンプ地では球団公式グッズや、キャンプオリジナルグッズも販売されるが「B」のマークのキャップも初お目見えした。「(オリックスの前身チームの一つである)近鉄バファローズが、一時期『B』のマークの帽子だったのを思い出した。懐かしいねえ」と年配のファンは話す。

 2月4日、宮崎市の気温は20度を超え、キャンプ地では桃の花が満開になっていた。この日は、テスト登板をした成瀬善久の入団も発表された。いろいろな意味でフレッシュな春を迎えているオリックスだ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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