大谷翔平はOP戦出場微妙も…「その場にいるだけでファンを引きつけることに」
スプリングトレーニングでは大谷を「ファンがあまり見ることがない」
2年目のシーズンに向けて、キャンプインが迫っているエンゼルスの大谷翔平投手。昨年10月に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、打者に専念する今季は開幕に間に合わない見込みとなっている。スプリングトレーニングもどのような形で練習を進めていくのか、まだ明らかになっていないが、AP通信は「オオタニがファンたちを引き付けることになる」と伝えている。
長期政権を築いていたマイク・ソーシア前監督が退任し、今季からブラッド・オースマス新監督が就任したエンゼルス。AP通信は「春先に向けてトラウトとプホルスがエンゼルスを引っ張り、オースマスの時代が始まる」との見出しで記事を配信した。
オースマス新監督が昨季はGM特別補佐としてチームを支えていたため、3年連続負け越し中のチーム状況を「変えるためのアイデアがすでに頭に入っている」と指摘。本人の「私は昨年ずっとエンゼルスと共に時間を過ごした。フロントオフィスの全体がわかっている。選手たちのこともわかっている。選手たちも、私がどのような人物かわかっている。なので、そのおかげで幾分仕事がしやすくなる」というコメントを紹介した上で「マイク・トラウト、アルバート・プホルス、ジャスティン・アップトン、アンドレルトン・シモンズ、ショウヘイ・オオタニは彼と馴染みがある」とも伝えている。
もっとも、大谷については「ファンが春の間にあまり見ることがない」と言及。もちろん、昨年10月にトミー・ジョン手術を受けたためだが、一方で、大谷はウエートトレーニングをする許可を得て、まもなくスイングをする許可も得ることになると現状を説明。リハビリは順調に進んでいるようだ。
ビリー・エプラーGMは、大谷が開幕には間に合わないとの考えを示している。記事では「彼はおそらくスプリングトレーニングでの試合(オープン戦)で打席に立つことはないだろう」と指摘。ただ、キャンプ施設でリハビリを進めることは確かで、AP通信は「オオタニはこの春の間中チームメートたちと時間を過ごし、このア・リーグ新人王がその場にいるというだけで、試合前にサインを求めるファンたちを引き付けることになるだろう」と報じている。1年目の活躍で、すっかりエンゼルスの“顔“の一人となった。
打者・大谷への期待は高まっているだけに、復帰を目指してリハビリを進めるスプリングトレーニングでも、一挙手一投足に注目が集まることになる。
(Full-Count編集部=AP)