現役最多は阪神糸井の288盗塁…今季達成が予想される記録【盗塁編】
5年連続30盗塁の日本ハム・西川はどこまで盗塁を伸ばせるか
〇250盗塁 (過去45人)
西川遥輝(日)226盗塁(2012-2018)あと24盗塁
田中賢介(日)203盗塁(2000-2018)あと47盗塁
日本ハムの二人が並んでいる。昨年のパの盗塁王、西川は今季4月で27歳。250盗塁は通過点に過ぎない。400盗塁くらいまでは一気に駆け抜けるのではないか。対照的に田中は今季限りでの引退を表明。この数字は厳しいところだ。
〇200盗塁 (過去75人)
大島洋平(中)187盗塁(2010-2018)あと13盗塁
荻野貴司(ロ)173盗塁(2010-2018)あと27盗塁
青木宣親(ヤ)167盗塁(2004-2018)あと33盗塁
金子侑司(西)154盗塁(2013-2018)あと46盗塁
中島卓也(日)151盗塁(2011-2018)あと49盗塁
坂本勇人(巨)147盗塁(2007-2018)あと53盗塁
このクラスでは聖澤諒が197盗塁を記録も昨年限りで引退、西岡剛も196盗塁だが来季の所属先が決まっていない。中日の大島は盗塁王1回。33歳だが昨年も21盗塁しており、達成の可能性は高い。ロッテの荻野は早くからスピードスターの期待が高かったが、怪我や故障が多く、一度も規定打席に達したことがない。万全の体調なら今季中の200盗塁は十分に可能だ。ヤクルトの青木は、現時点でのNPB歴代打率1位で、2006年に41盗塁で盗塁王になったこともある。昨年は3盗塁だが、その気になれば2年くらいで達成可能ではないか。ちなみにMLBとの通算では265盗塁だ。日本ハムの中島も盗塁王1回。チームメイトに当代一の走り屋、西川がいるため、1番ではなく9番を打つことが多いが、ポテンシャルは十分にある。巨人・坂本は昨年末に30歳になった。昨年は9盗塁に終わったが、まだ走れるはずだ。巨人では5人しかいない200盗塁を目指してほしい。
(広尾晃 / Koh Hiroo)