ロッテ石垣島キャンプ恒例のファン交流 日本と台湾の両ファンが熱い応援
盛り上がるチアパフォーマーの競演
日本のツアー客とは別に、台湾からのツアー客も来ていた。
ロッテとは石垣島で4年連続4度目の交流戦に臨んだLamigoの本拠地は、台湾の空の玄関口である桃園国際空港がある桃園市。Lamigoファンはツアーを組み、飛行機で駆けつけている。今年は78人がツアーに参加するなど「亞洲門戸交流戰(アジアゲートウェイ交流戦)」は台湾でも人気だ。
ツアー客のお目当ては、もちろんLamigoの選手だが、同時に公式チア「ラミガールズ」の熱心なファンも多い。
CPBLでは、チアガールはスタンド最前列の特設ステージで試合中も応援を繰り広げる。チアガールのほかに男性チアリーダーもいる。台湾の野球専門誌では、選手だけでなくチアガールやチアリーダーの「今年の抱負」なども紹介されるほど。チアは球団と一体化しており、チアガール、チアリーダーへの関心度は日本以上に高い。
球場前のステージでは、毎年「ラミガールズ」とロッテの公式チアパフォーマー「M☆Splash!!」のタイアップイベントが行われているが、日本と台湾の両ファンが熱心にカメラを向けていた。また試合が始まると、一塁側ではCPBLの公式戦さながらの応援がスタート。「アッタラアター!(安打、安打)」というおなじみのかけ声が球場にこだました。
最近、台湾から来るファンの中には、ロッテのユニフォームを着ている人も多い。毎年のように石垣島に来るうちに「Lamigoとロッテ、両方のファンになった」という人もいるようだ。
ロッテは昨年11月に台湾を訪れ、台湾・桃園国際棒球場でLamigoと交流戦を行った。また3月14、15日には本拠地・ZOZOマリンスタジアムでもLamigoと交流戦を行う。
両チームの監督、コーチ、選手はすでに顔なじみだ。交流戦を通じて、ファンの交流も深まっていくに違いない。
(広尾晃 / Koh Hiroo)