菊池雄星、充実のメジャーキャンプ初日 「本当に楽しい時間を過ごせました」
短時間の練習には「自分自身で考えながらルーティンを作っていくことが求められる」
西武からポスティングシステム(入札制度)でマリナーズに移籍した菊池雄星投手が12日(日本時間13日)、米アリゾナでメジャーキャンプをスタートさせた。
ミーティングを終え、グラウンドに姿を見せた菊池はアップ、キャッチボール、守備練習などのメニューを消化。メジャー特有のコンパクトな練習内容で、約1時間10分という短時間のキャンプ初日を終えた。
日本とは違う練習内容に少し戸惑いを見せたが「短い時間でしたが、楽しくアメリカの流れ、システムを確認しながら本当に楽しい時間を過ごせました」と充実した表情を見せた。
それでも“メジャー流”のルーティンを形成していく楽しみもあるようで「短いというのは聞いてましたが、実際やってみると『もう終わるんだ』というところはありますが。だからこそ自分自身で考えながらルーティンを作っていくことが求められると思う。そこも楽しみです」と口にした。
キャンプ初のブルペン入りは13日(同14)になる予定で「流れとかまだ掴めていませんので明日はそういうシステムとか確かめながら。初めて投げるキャッチャーばかりだと思うのでコミュニケーションとってやっていきたい。まだ調整段階ですが、しっかりとオフシーズンやってきたことを出せるようにしっかりとアピールしていきたい」と力を込めた。
日本ではエース番号でもある「18」のユニホーム姿には「日本人のピッチャーにとっては特別な番号ですし。岩隈さんが長い間つけて活躍していましたし。その流れに乗っかってというか、いい形で応えられるように投げたいと思う」と、先輩に続く活躍を誓っていた。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)