“二刀流”挑戦のコワートが元同僚・大谷に感謝 「ショウヘイが道を開いた」
タイガースで“二刀流”に挑戦する可能性があるケイレブ・コワート内野手
今オフ、エンゼルスからマリナーズ、そしてタイガースへと移籍し、元同僚の大谷翔平に続く投打の“二刀流”を目指すケイレブ・コワート内野手が大谷に向け感謝の気持ち口にしている。地元紙「デトロイト・ニュース」が伝えている。
コワートは2010年にエンゼルスからドラフト1巡目指名され、内野も外野も守れるユーティリティープレーヤーとして昨季もプレー。オフにはウエーバーにかけられ、マリナーズが二刀流での起用を視野に入れて獲得したが、先月にトレード補強に伴い40人のロースターから外れ、直後にタイガースが獲得した。
二刀流として期待のかかるコワートを「デトロイト・ニュース」は「ケイレブ・コワートがタイガースで投げることを目指すにあたり、ポジティブな初期兆候」と見出しを付け、タイガースのGM補佐、そしてコワートの心境を紹介している。
記事では今オフに移籍先が転々とした経緯を紹介。その中でコワート獲得に動いたタイガースのデビッド・チャッドGM補佐が「彼は良かった。80%くらいだったが、91~93マイル(約146~150キロ)投げていた。メカニックも良い」と評価したことを伝えている。また、チャッドGM補佐はアマチュア時代のコワートもスカウティングしており当時は「投手派」だったという。
こうして、二刀流の現実味が帯びてきたコワートは「このような機会はショウヘイ(・オオタニ)が(日本から)やって来るまでなかった。彼は道を開いたんだ。フィールドでより万能になれば、よりチャンスを得る。GMやフロントはそうした選手が好きだ。ロースターの柔軟性が増すことは大きい」と同僚だった大谷に感謝の気持ちを述べている。
また、26歳の万能内野手は「まず(野手として)プレーしたかった。必要となれば投げられると思っていた。三振を奪うより先に本塁打が打ちたかった。球界が変わり、一周してこのような形になったことは面白いね。この機会にワクワクしているよ。このようにさせてくれたタイガースにとても感謝している」と語っており新たな挑戦に胸を躍らせている。
(Full-Count編集部)