カーショー、2年連続のFA市場“停滞”に不満 「ちっとも素晴らしいことではない」
ハーパー、マチャドの目玉選手らの所属先は未だに決まらず
昨年に引き続きメジャーリーグのFA市場が“停滞”している。最大の目玉選手といわれたブライス・ハーパー外野手とマニー・マチャド内野手が未だに所属球団が決まっていないなど動きの鈍い現状にドジャースのクレイトン・カーショー投手が不満の声を挙げている。
ドジャースの地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は、球界のFAが止まっている状況に「球界にとって素晴らしいことではない」とカーショーのコメントを見出しに添え伝えている。
カーショー自身は昨年11月にFAを選択せずドジャースと3年契約を結び残留を表明した。今オフは目玉とされているハーパー、マチャドの移籍先がいまだ決まっていないが「ちっとも素晴らしいことではないよ。受けているオファーの内容とか、彼らの状況については把握していないけどね」と不満を口にしている。
記事では、その他にもアストロズからFAとなっている2015年のサイ・ヤング賞左腕、ダラス・カイケル投手、レッドソックスからFAとなっている通算333セーブを挙げている絶対的守護神クレイグ・キンブレル投手らも去就が決まっていないことを言及。
昨年、今年とFA市場の動きが鈍くなっている現状に「間違いなく、懸念はあるよ。選手たちは(その懸念を)ますます実感していると思う。2年連続(のFAの停滞)だからね。MLB選手会としてもっと議論を重ねていき、現状を把握して問題の解決策を見出す努力をしていくことになると思う」と、MLB選手側が動き出す意向を口にしていた。
(Full-Count編集部)