楽天銀次と「吟じ」てみた 倍率400倍、“激レア”バイトにファン感激
「銀次選手が持ってる 一番高い時計(が)ほしい」
まずはトップバッターの畑中さん。
「銀次選手が持ってる 一番高い時計(が)ほしい」
と朗々と歌い上げた。続いては吉田さん。
「銀次選手が大好きで応募した 初代のタオルも持っている でもマイヒーローは山崎選手」
と銀次の初代MyHEROタオルをアピール。報道陣に混じる山崎を指差した銀次が「いるじゃん、そこに!」と思わず突っ込みを入れる場面も。
大学生2人の後は銀次の番。「自分は2人のように歌いませんが、釣りが好きなので……」と控えめながら、挨拶すると
「釣りに行けばいつも大漁、今年は打点も大量、打点王!」
とうまく歌い、活躍を力強く宣言した。
畑中さんは「思ったより報道の方がいらっしゃって、すごく緊張しました。あまりうまく吟じられなかったです」と素直な心境を吐露。吉田さんは「思っていたほど声が出なくて、(詩吟特有のゆったりとしたテンポで歌えず)スピードも早くなったのですが、やり切りました」と充実した様子。事前に吉田さんが山崎のファンだったことを知った球団関係者が山崎に見学を依頼。最後にツーショット写真を撮ってもらい、サインももらうなど、吉田さんにとっては夢のような時間を過ごした。
その後2人は、続いて行われた選手とファンの交流イベント「久米島フェスティバル」に参加。グラウンドに降り、チームに分かれた選手とともに、サッカーボールでペットボトルを倒したり、お玉でピンポン玉を運んだりするゲームに参加。浅村栄斗内野手や田中和基外野手と交流した吉田さんは「たくさん写真が撮れたし、話もできました。選手たちとあんなに近くにいられることなんてないので、めちゃくちゃ楽しかったです」とお祭りを大いに満喫した。
畑中さんは「楽しかったです。運を使い果たしたかな」と、今回の勤務を振り返った。吉田さんは「こんな貴重な経験は、もう二度とできないと思うので、記憶にも記録にもしっかり残して、家族に話したいと思います」と、興奮冷めやらず。楽天球団への就職を考えたいと話していたが「この業界に入りたい気持ちが強まりました。選手をサポートする立場に回りたい。大学で学んでいるスポーツ心理学が活かせるような仕事(に就くこと)をやっぱり考えたい」と吉田さん。将来への夢も広がったようだった。
(「パ・リーグ インサイト」馬塲呉葉)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)