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同期の千賀と甲斐に続く育成出身期待の星 鷹・牧原大成という男

昨夏、突如として現れた8年目の育成上がりの男は鮮烈な印象を残した。

開幕前までの戻したい負傷前の感覚

 二塁のレギュラーを奪取するためには、当然、守備も欠かせない。

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 18年まで二塁手として活躍し、今年から指導者となった本多雄一内野守備走塁コーチが今年から守備を指導する。牧原のこれからについて聞いた。

「すべてにおいてさらなるレベルアップを目指して欲しい。もっともっと上に行ける選手だと思う。基本は重要。加えて、球際に強くなって欲しい。球際は守備範囲の広さということもある。下半身の粘りが重要。それが走塁面にもいきてくる。自分の役割をしっかり理解して、堅実な部分を伸ばしていければレギュラー定着も見えてくると思う」

 盗塁王2回、ゴールデングラブ賞を2回獲得した本多コーチがすぐ近くにいるのは牧原にとって心強い。

 牧原が目指すのは二塁のレギュラー獲得と昨年、けがで貢献できなかったポストシーズンでチームを勝利に導くこと。その先の優勝、日本一の喜びも心からみんなと分かち合いたい。そのために、まずはやらなくてはならない段階が待つ。

「キャンプに入った時に最初にやらないといけない、と思ったのは感覚を戻すこと。これは打撃、走塁、守備においてすべてです。しばらく(けがで)試合に出ていなかったこともあるので、実戦感覚を戻さないとどうしようもないですから」

「打撃に関しては、多少、いい感覚をつかんだ部分はある。やはり自分の良いところは積極性だと思っている。もちろん簡単に凡打してしまい言われることもあるけど、積極性に関しては失わないでいきたいと思います。守備はとにかく基本を大事にしたい。自分のテリトリーというか守備範囲に打球がきたら形がどうあれ、アウトを一つ増やす。それがまずは最初の一歩。そのためにも基本練習は欠かせないです」

 強豪ソフトバンクの不安点を見つけるとしたら、レギュラー陣の年齢が高くなってきていること。それだけ実力者が揃っているのだが、未来を考えた場合、現在20歳代の選手の台頭が待たれている。実際、牧原欠場中をカバーしたのもベテラン選手が主だった。
 
 九州地方を中心に球界きっての人気チームとなった。だからこそ「育成のソフトバンク」の次の顔となりうる牧原には、レギュラー定着が期待される。

(山岡則夫 / Norio Yamaoka)

山岡則夫 プロフィール
 1972年島根県出身。千葉大学卒業後、アパレル会社勤務などを経て01年にInnings,Co.を設立、雑誌Ballpark Time!を発刊。現在はBallparkレーベルとして様々な書籍、雑誌を企画、製作するほか、多くの雑誌やホームページに寄稿している。最新刊は「岩隈久志のピッチングバイブル」、「躍進する広島カープを支える選手たち」(株式会社舵社)。Ballpark Time!オフィシャルページ(http://www.ballparktime.com)にて取材日記を定期的に更新中。

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